4-3-3の仕掛け10/インサイドハーフのサポートがある【2】
ウイングがサイドでボールを受けインサイドハーフをオトリに使う。
インサイドハーフをオトリに使って縦にドリブル
中盤からパスを受けたウイング(WG)は相手サイドバック(SB)との1対1。
インサイドハーフ(SH)がサポートポジションに入り2対1の状況を作り出した。
SHとのコンビネーションを使うか、それともドリブル突破か。ここではドリブル突破を選択した。
SHへのコンビネーションがあると相手SBに思わせるボールの持ち方をすることで、相手SBの対応が遅れやすくなる。
【出典】『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』 著:林陵平
【書誌情報】
『サッカー 局面を打開する デキる選手の動き方』
著:林陵平
日本がワールドカップなどに出場できるようになって以来、ドリブルやシュートといった個人技以外に、選手それぞれの「動き方」というのが注目されるようになってきました。「オフ・ザ・ボール」と言われる、ボールを持っていない時の動き方のことです。実際にボールを持っているプレイヤーは一人ですので、その他大勢のプレイヤーがどう動くのかが試合展開や勝敗を左右し、各監督の戦術につながる考え方の基盤となります。本書はポジションごとの動き方はもちろん、攻撃時・守備時・サイドアタック・フィニッシュなどの目的別の動き方、体の使い方、戦術を写真とイラストで解説し、QRコードから動画視聴もできます。現代の欧州サッカーに精通している著者を起用することで、強豪国などが実際に行っているサッカー戦略、ポジショニング、動き方を解説できます。
公開日:2024.06.02