天皇賞・春(日曜・京都)
古馬最高峰のレース。芝3200m戦、GⅠ。
21、22年は阪神での施行。従いまして、データは京都で行われた、過去8回です。
1番人気は〔310〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔044〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
1、2番人気で7勝。残る1勝も4番人気の馬。勝ち馬は人気サイドの馬となっています。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの大阪杯から〔110〕。勝ち馬と4番人気13着馬。
有馬記念から〔100〕。4着馬。
GⅡの阪神大賞典から〔334〕。3着以内7頭に、4、5、6着馬。
日経賞から〔122〕。3着以内4頭に、2番人気5着馬。
AJCCから〔100〕。2着馬。
GⅡ時代の産経大阪杯から〔100〕。2着馬。
日経新春杯から〔010〕。勝ち馬。
京都記念から〔001〕。4着馬。
GⅢのダイヤモンドSから〔010〕。勝ち馬。
海外GⅢのレッドシーターフHから〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内の24頭すべて、前走は重賞を走っており、GⅠ、GⅡからが22頭を占めています。
また、前走で掲示板を外していたのは2頭。その2頭は、前走GⅠで5番人気、GⅡで4番人気に推されていた馬です。
連対16頭すべてに、GⅠまたはGⅡでの勝ちがありました。
また、連対16頭中、13頭に芝3000m以上のGⅠ3着以内があり、残る3頭にはGⅠまたはGⅡ勝ちに加え、前走重賞3着以内の勢いがありました。
さらに、連対16頭すべてに、芝3000m以上のレースへの出走歴がありました。
牝馬は〔000〕。53年のレダ以降、牝馬の優勝はありません。
年齢別では、4歳〔313〕、5歳〔420〕、6歳〔142〕、7歳〔003〕、8歳〔010〕。
7、8歳で馬券に絡んだ4頭は、6、8、10、13番人気。人気薄のベテランには注意が必要です。
最後に枠順ですが、15番より外は3着まで。極端な外枠は不安材料になるかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2024.04.26