肌のツヤとハリには『たんぱく質+緑黄色野菜』が最強
さまざまな相談者の栄養指導を続けながら、日々実感するのは「きちんと食べる人ほど見た目が若い」ということ。特に、たんぱく質と緑黄色野菜をしっかりとっている人の肌はしっとりとうるおっていてハリツヤがあり、同じ年齢でも明らかに若く見えます。
肌の材料になるのは、良質なたんぱく質。たんぱく質を豊富に含む肉、魚、卵、大豆製品、乳製品をバランスよく食べましょう。肉の脂質やカロリーが気になるようなら、牛や豚であれば赤身を選び、鶏肉は皮をとり除けば心配いりません。
緑黄色野菜も積極的にとりたい美容食材です。活性酸素を打ち消す&カロテンがシミやシワなど肌の老化を防ぐほか、肌を健やかに保つビタミンB群やビタミンC、豊富な食物繊維にも肌荒れや吹き出ものの原因となる便秘を改善する効果があります。緑黄色野菜は意識しないと不足しやすいので、食べることを習慣づけると若返り効果が上がります。
普段の食事で何げなく食べている食材には、「肌をきれいにする」「シミ、シワを消す」「たるみを引き締める」「髪や瞳にうるおいを与える」など、私たちが思っている以上にうれしい効果や働きを秘めています。身近な食材の持つ力を知って、上手に食生活にとり入れ続けていけば、歳を重ねるほど大きな差となってあらわれます。
たんぱく質は肌、髪、爪の材料に
肌のハリやツヤを保つコラーゲンはたんぱく質の一種。不足すると、肌荒れやくすみなど老ける原因となります。
緑黄色野菜は美肌に欠かせない
BカロテンやビタミンB群、ビタミンCなど、美肌を維持するために必要な栄養素が詰まった緑黄色野菜。かたよらないよう、さまざまな種類を食べましょう。
【出典】『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』著:管理栄養士 菊池 真由子
【書籍情報】
『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』
著:管理栄養士 菊池 真由子
管理栄養士として1万人以上の「やせたい」「若々しくなりたい」という悩みに向き合ってきた著者が、若返りをテーマにした食事法を紹介します。若く見える人と老けて見える人の違いは「太りすぎ」「やせすぎ」「肌や髪にツヤがない」などさまざま。本書では、若見えの秘訣は食材の選び方とその食べ方にあるとし、誰でも簡単に若返っていく体になる方法を解説します。まずは「若返り朝食」「濃い緑茶」「しょうがオイル」を取り入れ、1週間で若返りスイッチをオン。食事の力でいつまでも健康で若々しくいるためにぜひ手に取って頂きたい1冊です。
公開日:2024.09.02