よくある姿勢② 若い世代の増加中 頭下がり
スマートホンの普及に伴い、「頭下がり」という不自然な姿勢の人が増えています。スマホのゲームやSNSに夢中になっているうちに、無意識に前かがみになり、首の後ろの筋肉が引っ張られる状態をさしますが、この姿勢を長時間続けていると首には大きな負担がかかります。
スマホを使う時間が長い人ほど要注意。若い世代は比較的、筋肉があるので、最初のうちは痛みや不調を自覚することは少ないかもしれません。
そのため、気づいたときはかなり悪化が進んでいた、ということもあり得るのです。スマホを使うときは、姿勢を正し、スマホを目線の高さに合わせるなどの工夫をしましょう。
頭下がりになる主な要因
- スマホや書籍のような小さな文字に集中するあまり、頭が前方に伸びて首の後ろの筋肉が緊張する。
- 見ている対象物の位置が低すぎて、頭が前に出た姿勢がクセになっている。
- 目の前の作業に集中しすぎて、時間を忘れがちになり、首の筋肉に過緊張が起こり続ける。
- スマホや書籍などを見るとき、首が前に伸びた姿勢になっている。
スマホの見すぎで首がまっすぐに? ストレートネック
首は本来、頭の重さを支えるためゆるやかにカーブしていますが、スマホの操作など前かがみの姿勢を長く続けていると、そのカープがなくなり、まっすぐになってしまいます。それを「ストレートネック」といいます。
放っておけば首まわりの血管が圧迫され、血流量が減少。その結果、肩こりや頭痛などを引き起こしてしまいます。
【出典】『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』著:木場克巳
【書籍情報】
『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』
著:木場克巳
本書は、体幹の基礎から具体的なトレーニングプログラムまでを紹介し、運動能力の向上やダイエット、姿勢改善、睡眠の質向上など、多くのメリットを提供します。子供からシニアまで幅広く対応したプログラムもあり、家族全員で楽しめます。体幹力を高め、心身ともに健康な生活を目指すためのガイドです。
公開日:2024.09.12