SPORTS COLUMN
- スポーツの話題を毎日更新 -

  • HOME
  • SPORTS COLUMN
  • 56kg未満は狙いを下げたいハンデGⅡ【アルゼンチン共和国杯】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

56kg未満は狙いを下げたいハンデGⅡ【アルゼンチン共和国杯】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

アルゼンチン共和国杯(日曜・東京)

芝2500mのハンデ戦、GⅡ。

データは過去10年ですが、23年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭です。

1番人気は〔411〕、2番人気は〔301〕、3番人気は〔206〕。

6番人気以下〔122〕、2ケタ人気馬〔001〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券なし。

勝ち馬10頭のうち、9頭が1~3番人気。ハンデ戦にしては堅めの決着となっています。

ステップレースを見ていきましょう。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。

GⅠの宝塚記念から〔200〕。

天皇賞・春から〔110〕。

ダービーから〔101〕。

GⅡのオールカマーから〔221〕。

京都大賞典から〔011〕。

その他、GⅡの目黒記念、青葉賞から勝ち馬が。

GⅡの札幌記念から2着馬が。

GⅢのラジオNIKKEI賞、新潟記念から3着馬が出ています。

重賞組の人気、着順は不問です。

OPから〔031〕。3着以内3頭に、2番人気だった馬。

3勝クラスから〔225〕。すべて3着以内の馬ですが、人気を見ると、8頭が3番人気まで。残る1頭は8番人気で、この馬は本番では3着でした。

ちなみに、3勝クラスの中でも六社S組がよく〔123〕。覚えておくといいかもしれません。

勝ち馬10頭すべてが、前走芝2200m以上のレースから。

馬券圏内31頭で見ても、30頭が芝2000m以上のレースから。例外の1頭は、芝1800mのラジオNIKKEI賞から。この馬は、本番では3着でした。

トップハンデは10年で12頭いて〔201〕。

勝ち馬のハンデは58~54キロで、平均すると57.05キロ。

2着馬は57~53キロで、平均56.45キロ。

3着馬は59~51キロで、平均55.5キロ。

23年から基礎重量が1キロ増になりました。従いまして、平均を算出する時だけ14~22年のハンデに1キロ加えています。

ハンデ54キロ以下の馬は〔212〕。すべて前走3着以内。一方、55キロ以上の馬が〔899〕。今年で言えば、56キロ以上。ここを境に、狙い方を考えてみてはいかがでしょう。

連対20頭中、8頭に重賞勝ちが、9頭に重賞の2、3着またはOPクラスでの勝ちがありました。残りの3頭は、すべて同年の芝2400mの3勝クラスを勝ち上がった馬です。

また、連対20頭中、15頭に芝2400m以上での勝ちがあり、3頭には同距離重賞での2、3着がありました。残る2頭は、芝2000mのOPクラスでの勝ちがあり、芝2400mが初めての馬でした。

さらに、連対20頭のうち、17頭に東京芝での連対歴がありました。

牝馬は〔000〕。

年齢別では、3歳〔202〕、4歳〔633〕、5歳〔145〕、6歳〔121〕、7歳〔010〕。4歳馬がいいようです。

実は、3歳馬が5頭出走して、4頭が馬券圏内に来ています。今年3歳馬の登録はありませんが、来年に向けて覚えておきたいデータです。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 改訂新版が発売!

『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!

  • この記事を共有する!