スプリングS(日曜・中山)
3歳馬による皐月賞TR。芝1800m戦、GⅡ。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔232〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔225〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
10回中9回で、1~3番人気の少なくとも1頭が連絡み。例外の1回でも、1番人気が3着に来ていました。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの朝日杯FSから〔111〕。4着以内の馬。
ホープフルS(GⅡ時代も含む)から〔012〕。2着馬2頭に、3番人気13着馬。
GⅢの共同通信杯から〔210〕。3着以内の馬。
京成杯から〔010〕。4着馬。
きさらぎ賞から〔001〕。4着馬。
OPのクロッカスSから〔001〕。勝ち馬。
ジュニアCから〔001〕。勝ち馬。
最もいいのが1勝クラスからで〔763〕。勝ち馬12頭、2着馬2頭に、4着馬2頭。この4着の2頭は、どちらも水仙賞でした。
未勝利勝ちから〔001〕。キャリア2戦目を1番人気で勝ち上がった馬です。
連対20頭すべてが、クラスに関わらず、前走4着以内の馬。
これを3着で見ても、例外は22年のサトノヘリオス(GⅠホープフルS3番人気13着)のみです。
連対20頭中、19頭に芝1600m以上での勝ちがあり、例外の1頭は芝1200m、芝1400mの重賞勝ちに加え、芝1600mのGⅠ朝日杯FSに4着があった19年の2着ファンタジストです。
これを別の見方で見ると、連対20頭中、17頭に芝1800m以上での勝ちまたはOPクラスでの3着以内があり、残る3頭のうち2頭には距離に関わらず重賞連対歴がありました。もう1頭は、デビュー2戦を共に芝1600mで連勝して臨んだ、24年の勝ち馬シックスペンスです。
連対20頭のうち、重賞勝ち馬は3頭、重賞2着がある馬が5頭。1勝クラスに勝ちのある馬が9頭で、残る3頭は中山の芝1勝クラスに2着、4着があった馬です。
キャリア1戦と7戦以上の馬の馬券圏内はなく、連対は2~5戦の馬。6戦の馬も3着までとなっています。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 改訂新版が発売!
『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!
公開日:2025.03.13
