自律神経による不調・症状③便・尿のトラブル

自律神経による不調・症状③便・尿のトラブル

自律神経の乱れで生じる症状例

便秘/下痢/腹部飽満感/頻尿/尿漏れ/残尿感

不安を感じたり、緊張したりすると急にお腹が痛くなる。ストレスが続くと下痢や便秘になる。多くの人が経験することですが、まるで腸と心は繋がっていかのように思えます。

実際、腸と心=脳は、自律神経を介して互いに影響し合っていて、医学的にこれを「腸脳相関」と呼びます。ですから、自律神経が乱れれば、腸にもトラブルが生じ、反対に腸が不健康だと、自律神経も乱れてくるのです。冒頭の急な腹痛や、ストレスによる下痢、便秘はまさにその証拠。ほかにも、長期間下痢や腹痛が続く「過敏性症候群(IBS)」も自律神経が関与していると言われています。ストレスなどで副交感神経の働きが低下し、消化や排便がスムーズにいかなくなることが主な要因です。

また、腸と脳、自律神経は密接に関係しているので、腸が健康だと自律神経も自ずと整います。腸内で消化吸収した栄養分が上質な血液となり全身を巡るため、腸が元気だと血流がよくなり、その結果、自律神経も安定してくるのです。

さらに、自律神経は排尿にも影響し尿トラブルも引き起こします。自律神経が乱れることで尿意を適切にコントロールできず、頻尿や尿漏れなどの症状が現れるのです。頻尿の症状の多くは明らかな原因が見当たらず、「心因性」と診断されます。そういった場合は、自律神経のバランスを整えることが改善への近道です。

自律神経が乱れると排せつのコントロールも困難に

腸や肛門、膀胱も自律神経で制御されています。交感神経と副交感神経のどちらか一方の働きが強くなると、排せつの制御が難しくなることも。

腸・肛門

交感神経優位

肛門が締まって腸の動きが鈍り便秘傾向 

副交感神経優位

肛門が開いて腸が動き下痢傾向

膀胱

交感神経優位

膀胱の筋肉が緩み尿道が締まって尿が出るのを防ぐ残尿傾向 

副交感神経優位

膀胱の筋肉が締まり、尿道の筋肉が緩んで尿を押し出す。頻尿傾向

【出典】『1週間で勝手に自律神経が整っていく体になるすごい方法』著:小林 弘幸

【書誌情報】
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