成績欄の見方
それでは、「成績欄」の中を見ていきたいと思います。いくつか並んだ同じような箱。この小さな四角い箱の中には、かなりの量のデータが収められています。一番下が、最も新しいレース。上に上がるに従って、古いレースになっていきます。つまり、一番下が前走、下から2つめが前々走、3走前、4走前…となっています。それでは、箱の中を順に詳しく見ていきましょう。これも 2019 年 10 月 27 日(日)、「天皇賞・秋」の新聞から 1枠2番アーモンドアイの前走です。まずは一番上の段から見ていきましょう。
【9段目】
●〔1着馬または2着馬の名前〕
インディチャ = インディチャンプ
自身が勝った時は2着の馬の名前が、負けた時は勝った馬の名前が入ります。
安田記念を勝ったのはインディチャンプです。「こんな馬と接戦してたのか」とか、「この馬を負かしているのか」など、レベルを計る物差しにもなります。この小さな箱の中には、これだけのことが書かれているんですョ。すごいでしょ。
成績欄はデータの宝庫です。隅々まで、しっかりチェックをすることで、予想の精度を上げていくことが出来ます。ぜひ、活用して下さい!
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.08.26