シリウスS(10月3日 中京11R)ダート1900m
ダート1900mのハンデ戦。
例年は阪神のダート2000mで行われていましたが、今年は中京で距離を変えての施行となります。
データは、過去10年で見ていきます。
1番人気は〔311〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔132〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
近3年は、7番人気以下が連絡み。波乱の度合いが増していました。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
エルムSから〔112〕。
平安Sから〔022〕。
その他、交流GⅠのジャパンダートダービー、レパードS、地方交流のマーキュリーC、芝の朝日CC(現チャレンジC)から勝ち馬が。
東海S、地方交流のスパーキングレディCから2着馬が出ています。
また、OPから〔235〕。勝ち馬または1番人気だった馬が9頭に、12番人気7着という馬も1頭。
3勝クラスから〔320〕。勝ち馬。
2勝クラスから〔001〕。1番人気1着馬でした。
重賞組を含め、前走で掲示板を外していたのは5頭。2戦連続で掲示板に載れなかったのは2頭のみです。
また、前走非重賞組が〔556〕と、馬券圏内の約半数を占めています。ハンデ戦らしく、勢いのある馬の激走に注意が必要です。
トップハンデは10年で16頭いて〔014〕。
勝ち馬のハンデは57.5~53キロで、平均すると55.05キロ。
2着馬は58~54キロで、平均56.3キロ。
3着馬は58.5~52キロで、平均56.4キロ。
53キロ以下は〔201〕と、3頭のみ。ちなみに、この2勝は共に3歳馬です。
逆に57.5キロ以上の馬が〔126〕ですから、重いハンデの馬は、連穴に据えるのがいいのかもしれません。
牝馬は〔010〕。
最後に年齢別に見ておくと、3歳〔210〕、4歳〔215〕、5歳〔431〕、6歳〔234〕、7歳〔020〕。
5歳馬の頑張りが目立つようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.10.01