“ロシアの勇壮とNYの洗練さ” 対照的な2つのウォッカカクテルとは?【THE カクテルバイブル500】

ウオッカ【コザック(Cossack)】

ウオッカとブランデーが強い騎兵隊を彷彿

コザックとは帝政ロシア時代の騎兵隊で、「豪胆な者」を指す。ウオッカにブランデーの強力な組み合わせが強い軍隊をイメージさせるのだろう。その中にもブランデーの深い味わいやライムの軽やかな香りが楽しめる。

レシピ

ウオッカ:30ml
ブランデー:20ml
ライムジュース:10ml
シュガーシロップ:1tsp.

すべての材料と氷をシェーカーに入れ、シェーク。グラスに注いで完成。

ひとことメモ

ウオッカとブランデーを同量でつくることもある。


ウオッカ【コスモポリタン(Cosmopolitan)】

可憐な見た目以上の強いアルコール

コスモポリタンは「地球市民、世界主義者、国際人」という意味。女性の社会進出が顕著となった時代と相まって、人気となったカクテル。アメリカの人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』でも登場し注目された。

レシピ

ウオッカ:30ml
ホワイトキュラソー:10ml
クランベリージュース:10ml
ライムジュース:10ml

すべての材料と氷をシェーカーに入れ、シェーク。グラスに注いで完成。

ひとことメモ

アルコール度数を弱くしたいときはウオッカの量を少なめにし、クランベリージュースの量で調節する。


ウオッカ(Vodka)とは

ジンと同様、おもに穀類を原料にして発酵、蒸留し、活性炭濾過して雑味成分を除いた無色透明の蒸留酒(スピリッツ)。アルコール度数は40~96度と幅広い。無味無臭でクセがなく、さまざまなカクテルづくりに向いている。ロシアが発祥で、1917年のロシア革命以降はアメリカや北欧でもつくられるように。

【出典】『THE カクテルバイブル500』著:北村 聡

【書誌情報】
『THE カクテルバイブル500』
著:北村 聡

『THE カクテルバイブル500』
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ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ワイン、ビール、リキュールーーさまざまなお酒を使って、無限の楽しみ方ができるカクテル。いまや定番となったレモンサワーやハイボールもカクテルに含まれます。
本書は数々のコンテストで優勝経験をもつバーテンダー歴47年のエグゼクティブスペシャリストの北村聡氏による500種類のカクテルを紹介した大図鑑。カクテルはもともと「自由に楽しむもの」。
人気のマティーニ、ジントニック、マルガリータ、モスコミュール、ギムレット、カシスオレンジ、ソルティドッグなど定番から新作、日本酒を用いた北村氏のオリジナルカクテルまで、自分好みのカクテルが必ず見つかる、見るだけでも楽しい、必携の一冊。
「自分でつくる宅のみ派」もいれば、「BARで雰囲気も楽しむ派」、「知識や蘊蓄を語りたい派」(インテリアとして飾りたい人)など「カクテル」の楽しみ方はいろいろ。
どのニーズにも対応するよう、スタンダードから最新の人気カクテル(コンテスト受賞作品など)までは500種類以上のカクテルを網羅し、美しい写真と詳しいレシピで紹介、そのカクテルの誕生やまつわるエピソードなど解説する。

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