ウェブと印刷では画像の解像度を変える! 初心者デザイナー必見の画像基本知識【瞬解! デザイン用語図鑑】

【画像 – 基本知識】「ベクターデータ」
線や形を「点の位置(座標)」と「色や太さなどの情報」で表したデータのこと。
ラスターデータ
→ ピクセルで構成された画像データ

拡大するとピクセルが見える
ベクターデータ

拡大しても粗くならない
ベクターデータの特徴
■ 拡大・縮小しても粗くならない
■ 写真などリアルな質感表現は不向き
■ 専用のソフトが必要( Illustratorなど )
【画像 – 基本知識】「ラスタライズ」
ベクターデータをラスターデータに変換する作業のこと。

具体例
・フィルターなど特殊効果を使うとき
・パスが複雑で容量を軽くしたいとき
一度ラスタライズすると元に戻せないため、元データを残しておきましょう。
【画像 – 基本知識】「解像度」
画像の精細さを表す数値で、1インチの中の構成するピクセルの密度のこと。

1ピクセル=1画素

1ピクセル=1画素なので、1920×1080pxの画像は約207万画素になります。
注意点
【推奨の解像度がある】
画面表示は72ppi、フルカラー印刷は350ppiなど、用途によって適切な解像度があります。
【解像度が高い = ベストではない】
解像度が高すぎるとファイルサイズが大きくなり、データが重くなってしまいます。
【一度解像度を下げると戻らない】
解像度は不可逆なため、数値をあげることはできても鮮明にはなりません。
【POINT】
Webではデータの軽さ、印刷では高画質が求められるため、
用途に応じて適切な解像度に設定しましょう。
【出典】『瞬解! デザイン用語図鑑』著:ingectar-e
【書誌情報】
『瞬解! デザイン用語図鑑』
著:ingectar-e
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【著者情報】
ingectar-e
代表 寺本恵里
デザイン書の執筆やイラスト素材集の制作をしているデザイン事務所。著書は40冊以上。代表作の『3色だけでセンスのいい色』は17万部を突破。『けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本( ソシム)』シリーズでは累計35万部を突破している。大阪、京都にて「ROCCA&FRIENDS」などカフェの運営、店舗展開、デザイン、企画などもしている。
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