「脱力」と「緩み」は違うことを理解しよう
飛ばそうとして肩や腕に力が入ると、両肩が持ち上がった怒り肩のアドレスとなります。これが脱力スイングの大敵です。
といっても体の全部を緩めてもいけません。力んではいけないと思って全身から力を抜こうとすると、ヒザが曲がりすぎて猫背になったり、お尻が下がって棒立ちになったりでバランスの悪い姿勢になりやすいのです。
力を入れるべきではない箇所の力を抜いて、力を抜くべきではない箇所は締めておく。いい意味で脱力した構えとは、締めるべき部位をしっかり締めた体勢です。筋肉は力まず脱力。関節は固めず緩める。筋肉でも外側(アウターマッスル)は緩めて、内側(インナーマッスル)は締めておくことが肝要です。
【書誌情報】
『ナイスショットは骨で打つ!』
著者:/福田尚也
「骨に任せたゴルフスイング」というテーマで、JPGAティーチングアワード優秀賞を受賞した本書の著者・福田尚也プロ。 同プロのスイング作りは、「骨」(=骨格)をベースにした独自の方法だ。人によって、体型、筋力の違いはあっても、骨格や関節の使い方や動きは誰でも同じ。それを踏まえて、骨格と関節の視点でスイングを理解すれば、万人に共通する正しいスイングが身につく。 この本では、骨と関節、特に肩甲骨と股関節にポイントを置いた、福田プロの“骨スイング”の方法を具体的にひも解き、数多くの写真を交えてわかりやすく解説している。 骨スイングを身につけて、飛距離アップとショットの安定を手に入れよう!
公開日:2020.12.16