「相手軸に立って考える」夫婦ゲンカが激減するコミュニケーションのコツとは【無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典】

相手軸に立って考えることができれば夫婦ゲンカは激減する

相手の気分を害してしまうメッセージとは?

地雷ワードのように、何気ないひと言が原因で夫婦ゲンカに発展した経験は多くの人がお持ちだと思います。夫婦とはいえ、人は自分以外の誰かを完全に理解することはできません。そのため、片方から発せられた言葉が、相手を憤慨させたり、イラ立たせたりしてしまうことは、仕方のないことなのかもしれません。

しかし、パートナーとの関係を悪化させがちな人の発言には、ある共通点があるのも事実です。それは、相手へのメッセージがすべて「自分都合」であるということです。相手が今どんな気持ちで、どんな状況にいるのか、考慮がされていないというケースが多いのです。この点に気づくか気づかないかが、夫婦間のコミュニケーションの良し悪しを左右するといってもいいかもしれません。

相手の立場になって言葉をかける大切さ

では、自分都合にならない会話にするためには、どうしたらよいのでしょうか?

その答えは、「相手軸」に立ってものごとを考えることです。とかく夫婦間の口論のきっかけとなるのは、自分の考えや要求を相手が理解してくれないというケースが多いもの。それも当然で、自分の都合をただ押しつけているだけという場合がほとんどだからです。

こうした事態を避けるためには、相手の気持ちをはじめ、今の状況や仕事の環境、性格などを考慮して想像力を働かせることです。極端にいうならば、恐山のイタコのように、相手の気持ちになりきって、想像のなかで相手の身体に入ってみるのです。

たとえば、仕事中の夫に「今夜、何が食べたい?」とLINE でたずねたとします。この言葉の裏には、妻のなかに「おいしいものをつくって喜ばせてあげたい」という相手を思う心があるはずです。ところが、そこで夫から「何でもいい」という返事があった途端、妻はイラ立ちをおぼえてしまうのです。せっかく自分が相手によかれと思ってたずねた言葉に対し、そっけない返事が戻ってきたことにムッとしてしまったわけです。

相手軸に立てば自分が救われることに

次に、夫目線に立って考えてみましょう。たとえば、プレゼン前の急な資料づくりに追われているときに、「晩ごはんのメニューどうする?」という呑気なLINE が届いたら、どう思うでしょうか?

やはり、イラっとしたりサラッと返信したりするはずです。

こうして相手軸に立って想像してみると、いかに自分都合で相手に質問をぶつけていたかに気づくことができるのです。相手軸に立つという行為は、どこか自分を押し殺して、相手に譲歩しているようで、悔しいと感じる人もいるかもしれません。でも、それも考え方次第です。夫婦とは、1 つの車の両輪のようなものです。相手軸に立つことで、相手への理解度は深まり、夫婦関係も良好になり、結果として自分が救われることになるのです。

【出典】『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』監修:岡野あつこ/イラスト:もち

【監修者情報】
岡野あつこ(おかの・あつこ)
夫婦問題研究家、公認心理師、社会デザイン学MBA。目白短期大学非常勤講師。1991年に離婚相談室を設立、相談件数4 万件以上を手がけた夫婦カウンセリングのパイオニア。離婚・夫婦問題カウンセラー養成講座で後進を育成。マル秘テクニックを交えた的確なアドバイスが好評。NPO 日本家族問題相談連盟理事長。
『ある日突然妻がいなくなった―聞こえていますか、妻の本音』(ベストブック)、『産後クライシス なぜ、出産後に夫婦の危機が訪れるのか』(角川学芸出版)、『最新 離婚の準備・手続き・進め方のすべて』(日本文芸社)、『夫婦がベストパートナーに変わる77 の魔法』(サンマーク出版)ほか30冊以上の著書があり、総合情報サイト「All About」の離婚ガイドも担当。
テレビ、雑誌などのメディアに多数出演するほか、YouTubeチャンネル「岡野あつこ チャンネル」を運営。

【書誌情報】
『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』
監修:岡野あつこ/イラスト:もち


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