シルクロードS(1月31日 中京11R)芝1200m
芝1200mのハンデ戦。例年は京都で行われていましたが、今年は中京での施行。データは、京都での過去10年で見ていきたいと思います。
1番人気は〔310〕、2番人気は〔410〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔039〕、2ケタ人気馬〔027〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
勝つのは4番人気までの馬ですが、2、3着に穴馬が。特に3着に大穴が来ていて、3連単10万円超が5本も出ています。
ステップレースを見ていきましょう。
スプリンターズSから〔210〕。人気、着順は不問。
阪神Cから〔210〕。2、4着馬と、16着馬。
スワンSから〔001〕。17着馬。
京阪杯から〔321〕。掲示板5頭と7着馬。
OPの淀短距離Sから〔154〕。3着以内8頭に、2番人気5着と、4番人気8着馬。
ラピスラズリSから〔101〕。1着と3着の馬。
尾張Sから〔101〕。1着馬と、2番人気11着の馬。
3勝クラスから〔012〕。勝ち馬2頭と4着馬。
トップハンデは10年で11頭いて〔220〕。
勝ち馬のハンデは58~55キロで、平均すると56.65キロ。
2着馬は59~53キロで、平均55.9キロ。
3着馬は57~53キロで、平均54.9キロ。
55キロで勝った馬は2頭いますが、どちらも牝馬。牡馬換算なら57キロ。
牡馬は56.5キロ以上のハンデの馬しか勝てていません。
2着も牡馬は55キロ以上。53キロは2頭いますが、こちらも共に牝馬でした。
ハンデは背負わされているほうが、“強さの証し”となるようです。
連対20頭中すべてに芝1200mでの勝ちがあり、18頭に芝1200mの重賞連対またはOPクラスの勝ちがありました。
例外の2頭は、前走で3勝クラスを勝ち上がった馬です。
牝馬は〔332〕。
関西馬が〔1077〕。関東馬は2着まで。
年齢別では、4歳〔331〕、5歳〔332〕、6歳〔334〕、7歳〔111〕、8歳〔001〕、9歳〔001〕。
4~6歳が中心です。
前走芝1200mを走っていた馬が〔898〕、芝1400mが〔212〕。
馬券圏内30頭すべてが、前走は芝1200mか芝1400m。
10年で、9頭の3着馬が7番人気以下。穴党は3着に来そうな伏兵を見つけたいところです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.01.28