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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【クイーンカップ】過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

クイーンカップ(2月13日 東京11R)芝1600m

3歳牝馬による芝1600m戦。

データは過去10年ですが、13年は3着同着。従いまして、3着は10年で11頭になります。

1番人気は〔411〕、2番人気は〔412〕、3番人気は〔130〕。

6番人気以下〔016〕、2ケタ人気馬〔001〕。

馬連3ケタ4回に、万馬券なし。

勝ち馬は4番人気まで。堅めの重賞です。

ステップレースを見ていきましょう。

阪神JFから〔441〕。掲示板6頭に、1番人気馬1頭(8着)、6着と16着の馬が1頭ずつ。

ちなみに、勝った4頭は、すべて阪神JF3着以内の馬です。

フェアリーSから〔223〕。掲示板5頭に、1番人気馬1頭(6着)、9着馬1頭です。

京都2歳Sから〔100〕。2着馬。

ファンタジーSから〔010〕。2着馬。

アルテミスSから〔001〕。2着馬。

OPのジュニアCから〔001〕。勝ち馬。

1勝クラスから〔311〕。3着以内の馬。

新馬勝ちから〔012〕。1番人気で勝ち上がった馬。

未勝利勝ちから〔011〕。こちらも1番人気で勝ち上がった馬です。

馬券圏内30頭中、29頭が前走芝1600m以上からの参戦。芝1400mからが1頭いるだけです。

さらに、近2走のどちらも連に絡めていなかった馬は2頭だけ。

連対20頭中、19頭に芝1600m以上での連対歴があり、例外の1頭も芝1600mの阪神JFの4着馬でした。

勝ち馬10頭中、9頭に1勝クラス勝ちまたはOPクラスの連対歴があり、例外の1頭は前走重賞(フェアリーS)で1番人気に推されていた馬でした。

キャリア1戦の馬は2着まで。逆に6戦以上の馬は、3着に1頭いるだけです。

面白いのが、勝ち馬の馬番に偏りがあること。

過去10年の勝ち馬10頭中、6番が4勝、9番が3勝、15番が2勝。

この3つの馬番で9勝ですからね。オカルトですが、迷った時には頼りにしてみてはいかがですか?

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』

【書誌情報】
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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