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怪我からの復活で3軍から這い上がる岡本和真を超える逸材とは!?

紅白戦で若手の競争加速へ

巨人は2月14日、宮崎キャンプ最終日に3度目となる紅白戦を行う。

紅白戦の先発は今季初実戦で昨季9勝を挙げた戸郷翔征と再起を懸ける野上亮磨が登板予定だ。

紅白戦2試合で7打数5安打1盗塁とアピールを続ける球界野手で史上最長身2メートルのドラフト5位秋広優人は白組「6番一塁」に名を連ねた。

予報では雨予想だが、紅白戦中止の場合は室内でのシート打撃で若手を競わせる予定で「2way(ウエー)で考えている」。と原監督は常に競争できる環境を作り出す構えだ。

怪我から再起を目指す山下航汰

ジャイアンツ球場でキャンプを行っていた3軍が13日に宮崎入りし、15日に沖縄・那覇に移動する1軍本隊と1日だけ宮崎で重なる14日の紅白戦に、3軍からも5選手が招集された。

その中で、昨年右手有鉤骨(ゆうこうこつ)骨折や右肘を痛めた影響で3軍スタートとなっている山下航汰が紅組6番・DHでスタメンに抜擢された。

山下航汰は2019年シーズンに、7月に支配下登録され、8月に1軍デビュー。

ファームでは90試合に出場し、打率.332、打点40、本塁打7、長打率.489、出塁率.378という結果を残し、イースタン・リーグでの高卒新人による首位打者獲得は、史上初の達成を果たした。

そして、高卒新人でのファーム首位打者は1992年にウエスタン・リーグでオリックスのイチローが達成して以来となる27年ぶりプロ野球史上3人目の快挙を達成し、岡本和真を超える逸材として期待されている選手だ。

しかし、昨シーズンは開幕前に右手首付近の有鈎骨骨折で手術をし、1軍出場はなく、骨折完治後は右肘を痛めており、シーズン終盤までリハビリが続いた。

3軍で迎えた2021年シーズンは、「(骨折箇所を)かばって投げていたら肘にきてしまって。今年は体のケアをしっかりしてケガをしない。一からはい上がる気持ちです」。と怪我からの復活を果たし、1軍で活躍することを誓った山下航汰に最初に訪れたチャンスにどのような結果を残せるか注目だ。

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