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世界のトッププロの主流「ノーリストターンスウィング」とは!?【板橋繁のノーリストターンで飛ばす!G1スウィング】

世界標準のスウィング
ノーリストターンで飛ばす!G1スウィング

著書「科学的ゴルフ上達法』が驚異の売れ行きを見せる板橋繁プロの「G1スウィング」。ベン・ホーガンのスウィング理論に端を発するこの「G1スウィング」は我々日本人ゴルファーの知っている“スウィング”とはまったくの別物。でもそれが欧米では常識、世界標準のスウィングなんです。これから紹介するメソッドは、信じられないようなものばかり。スウィングの革命です。

手は返さないのが世界標準

世界には様々なスウィング理論があり、身体の使い方やスウィングに対する考え方など多くの種類がありますが「ある一点」においてスウィングは2つの種類に分けることができます。それが「手 (腕)を返して打つ」のか、「手(腕)を返さないで打つ」のか、です。 (※以後、「手を返す」で統一して説明します)そして、プロも含めて日本のゴルファーの大半は手を返して打つ「リストターンスウィング」をしています。

タイミングや方法は数あれど、インパクト前に右手と左手の上下関係が入れ替わり(右手が上になって左手が下になる)、インパクト後はヘッドがグリップに先行します。 日本では当たり前のことなので、多くの読者の方がすぐにイメージできると思います。

それに対して欧米では「ノーリストターンスウィング」が主流です。ツアーで活躍する世界のトッププロはもちろん、アマチュアもフィニッシュまで手を返さずにボールを打ちます。海外の選手を見て「そんな打ち方してるか?」と思われるかもしれませんが、スウィングには慣性や遠心力などの自然の力が働いて身体もその影響を受けますから、切り取った写真では違いが分かりにくくなります。

「リストターンスウィング」と具体的に何が違うかというと、スウィング中、右手は常に左手の下にあり、インパクト後もグリップはヘッドに先行します。今度は「なんのこっちゃ?」と思われるかもしれませんが、詳細は次ページ以降で後述します。

そもそも、なぜ欧米では手を返さない打ち方が主流なのか?その答えはとてもシンプルで単純明快です。そのほうが「飛んで曲がらない」からです。手を返してグリップとヘッドの位置関係を入れ替える打ち方はヘッドが走るような感覚を持つので飛びそうな気がしますが、実際は手元を止めるのでヘッドも減速します。ダウンスウィングでクラブが腰の位置に来たあたりからインパクトにかけてヘッドの位置が急激に変わるので速く動いているような錯覚をするだけなのです。

それに対し、「ノーリストターンスウィング」は常にグリップがヘッドを先行しながらボディアクション(ボディターン)でヘッドを動かします。 スウィング中にヘッドが減速する過程が生まれないので、結果的に大きく飛ぶのです。そのうえ、手を返す打ち方はフェースコントロールが難しく、ボールへの入り方がどうしてもバラバラになりやすい。だから打球が安定せず、調子にも左右されてしまいます。 練習やラウンドでボールが曲がり、「この前はいい感じで打てたのにな」と思った経験が何度もあるのではないでしょうか。

一方でノーリストターンスウィングは手 (腕)の形を変えずにスウィングしますからフェースコントロールなど気にする必要はなく、ボディアクションだけ正しく行えばボールへの入り方は一定です。だからコンスタントに安定したボールを打つことができます。飛んで曲がらない理由を簡単に説明しましたが、これから世界標準のノーリストターンスウィング「G1スウィング」のメソッドをたっぷりと紹介していきます。ぜひチャレンジしてみてください。

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【レッスンプロ情報】
●板橋繁
Gold One Golf Schoolディレクターオブゴルフ。全米ゴルフ教師インストラクター協会日本支部 (USGTF JAPAN) 主席試験官。1967年生まれ。日本体育大学大学院体育学修士課程修了。日体大ゴルフ部時代は同期の伊澤利光プロとともに活躍。卒業後は日体大ゴルフ部コーチ兼スポーツトレーニングセンターに勤務し、オリンピック選手とプロゴルフアーのトレーニングを指導。1995年に渡豪し、ヒルズ学園高校ゴルフ部監督に就任。ジュニアゴルフの育成と数々の勝利に貢献する。2002年からは、豪州のトッププロ養成学校 A Game Golf Academy 日本人担当コーチを務めた。運動力学を主体にした独自のコーチング理論とメンタルコントロール論を確立し、ツアープロのコーチングも担当する。

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