中山記念(2月28日 中山11R)芝1800m
過去10年、1番人気は〔300〕、2番人気は〔322〕、3番人気は〔312〕。
6番人気以下〔034〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
1~3番人気で9勝。残る1頭も5番人気の馬でした。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔210〕。
天皇賞・秋から〔120〕。
マイルCSから〔102〕。
海外GⅠの香港マイルから〔101〕。
秋華賞から〔020〕。
阪神Cから〔002〕。
中山金杯から〔300〕。
京都金杯から〔011〕。
他に、エリザベス女王杯、ダービーから勝ち馬が。
海外GⅠの香港ヴァーズ、旧朝日CC(現チャレンジC)、ダートの根岸Sから2着馬が。
菊花賞、ヴィクトリアマイル、札幌記念、富士Sから3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
また、OPの白富士Sから〔010〕。2着馬でした。
馬券圏内30頭中、海外も含めた前走GⅠからが18頭、GⅡから3頭、GⅢから8頭。OPからは1頭のみ。条件戦からの馬券圏内はありません。
また、近2走でどちらも掲示板を外していたのは2頭のみ。この2頭は前走GⅠ出走馬です。
連対20頭で見ると、距離短縮で臨んだ馬が15頭、同距離が1頭、距離延長は4頭です。
しかし、3着馬を見ると、10頭中8頭が距離延長組。興味深い傾向かと思います。
連対20頭中19頭に、芝1800m以上での勝ちがありました。
加えて、中山芝に出走経験のある馬が15頭。うち13頭には中山芝での勝ち、または重賞3着以内がありました。
さらに、連対20頭中19頭に重賞勝ちがあり、そのうち17頭は芝1800m以上の重賞勝ち馬です。
牝馬は〔131〕。
年齢別に見ていくと、4歳〔535〕、5歳〔431〕、6歳〔132〕、7歳〔011〕、8歳〔001〕。
若い順にいいようです。
勝ち馬10頭中、7頭までが5番枠より内の馬。残る3頭は、9、9、15番枠。
逃げ馬に勝ちはありませんが、11、12年は4コーナー6番手、13年から昨年までは4コーナー4番手までの馬が勝っています。
内枠から、サッと好位を取れる馬がいいということかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.02.24