「結婚から逃げたい」海軍の兄に代わって、陸軍の弟が命懸けの作戦へ。あまりに理不尽な双子の格差【漫画 ソウヨク~零戦と隼~】

戦争という重厚なテーマを扱いながらも、主人公たちの人間臭いドラマが読者を惹きつける漫画『ソウヨク~零戦と隼~』。

本作の最大の魅力は、歴史の大きなうねりの中で、個人の些細な事情がとんでもない事態を引き起こしていくスリリングな展開にあります。

昭和16年の銀座から始まる、双子の運命の交差

時は1941年(昭和16年)10月、舞台は東京・銀座。

日米首脳会談の要請を米国が拒否し、開戦の緊張が高まる中、街はまだ平和な空気を保っていました。

そこで出会った海軍の次郎と陸軍の三郎。

双子でありながら、「海軍に入ったらモテ過ぎて困る」と笑う兄の次郎に対し、三郎はストイックに接します。

次郎は女性を妊娠させて責任を問われている最中であり、恩給狙いの結婚はごめんだと逃げ腰になるなど、その人間臭さがリアルに描かれています。

冗談半分の「入れ替わり」が取り返しのつかない事態へ

舞台は大分県・佐伯市へと移ります。

次郎を訪ねてきた三郎は、旅館で兄の海軍の制服を試しに着てみます。

ほんの遊び心のつもりでしたが、そのまま基地に向かったことで運命の歯車が狂い始めます。

折しも基地では出撃に向けた慌ただしい準備が進められており、三郎は兄と間違えられたまま急遽作戦に組み込まれ、そのまま空母へと移動させられてしまうのです。

弟・三郎が乗る空母はどこへ向かうのか?

「どうする?隊に戻って白状するか…」「告白すれば不名誉除隊どころかスパイ容疑…そして銃殺…」と絶望する三郎。

彼は生き残るため、そして兄に迷惑をかけないために、そのまま海軍パイロットとして生きる道を選択します。

女性トラブルから逃げた兄と、その身代わりで真珠湾攻撃へと向かう空母に乗せられてしまった弟。

歴史的な大事件の裏で展開される、双子の数奇な人間ドラマから目が離せません。

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ソウヨク~零戦と隼~

【漫画情報】
『ソウヨク~零戦と隼~』/滝沢 聖峰 (著)

兄弟は同じ空を見上げ、違う海と大地で戦った。
海軍に所属する兄・次郎。陸軍に所属する弟・三郎。
ともに戦闘機パイロットであり双子の兄弟が、ほんの戯れに入れ替わってしまい、軍靴の響き轟く戦時下で数奇な運命をたどるーー!

戦記漫画の雄・滝沢聖峰が描く、太平洋戦争。

兄弟は同じ空を見上げ、違う海と大地で戦った。
海軍に所属する兄・次郎。陸軍に所属する弟・三郎。
ともに戦闘機パイロットであり双子の兄弟が、ほんの戯れに入れ替わってしまい、軍靴の響き轟く戦時下で数奇な運命をたどるーー!

戦記漫画の雄・滝沢聖峰が描く、太平洋戦争。

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