フラワーカップ(3月20日 中山11R)芝1800m
3歳牝馬限定の芝1800m戦。阪神で行われた11年を除く、データは過去9年です。
14年は2着同着。従いまして、9年で2着は10頭、3着は8頭です。
1番人気は〔321〕、2番人気は〔311〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔112〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
上位人気馬の勝ちが多い一方で、伏兵の台頭も目立ちます。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔010〕。4着馬。
クイーンCから〔100〕。3番人気9着馬。
京成杯から〔010〕。5着馬。
OP時代のアルテミスSから〔010〕。2着馬。
1勝クラスから〔477〕。勝ち馬10頭に、2、3、6着馬が1頭ずつ、7着馬が2頭です。
新馬勝ちから〔200〕。
芝の未勝利勝ちから〔230〕。
ダートの未勝利勝ちから〔001〕。
連対19頭中、16頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る3頭は芝1600mまでしか経験がありませんでした。
つまり、芝1800m、2000mへの出走経験があるなら、勝ち必須ということです。
ちなみに、芝1600mまでの3頭は、すべて芝1600mの新馬勝ち馬です。
一方で、重賞やOPクラスでの実績は不問。
キャリア6戦以上の馬は2着まで。
また、ここが今年最初のレースとなる馬は、2着が精一杯。覚えておくといいかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.03.19