「フォークの使い方なんて知らんぞ…」山奥の施設に『世界一のフレンチ』を出した結果が切なすぎる!「本当に美味しい料理とは何か」【ザ・シェフ】

「せっかく最高級の料理を作ったのに、全然喜んでもらえなかった…」そんな悲しいすれ違いを描いた料理マンガの1コマが、今見返しても深いと話題です。

名作『ザ・シェフ』の第20話「プロの証明」のエピソードから、「本当に美味しい料理とは何か」を考えます。

山奥の施設に届いた「世界一のフランス料理」

舞台は山奥にある施設。そこへ「世界一の料理人」と呼ばれる超一流のフランス人シェフ・ジャンがやってきます。

ジャンは施設に暮らすお年寄りや子どもたちのために、腕によりをかけてテリーヌやマリネといった本格フレンチを作りました。

「今夜は世界一のシェフの料理だよ!」と大盛り上がりで始まった夕食ですが、テーブルに着いたお年寄りからは戸惑いの声が漏れます。

「えーと…わしゃナイフとフォークの使い方など知らんぞ」

お皿に残されたテリーヌと、完食された和食

食事が終わると、ジャンの作ったテリーヌやマリネは皿の上に残されたまま。ジャンは「なぜだ!?」と頭を抱えます。

その理由はシンプルでした。

  • お年寄り:「油っこくてしつこいものは得意じゃない」「お箸で食べたい」
  • 子ども:「普段食べ慣れない味覚で好き嫌いが出てしまった」

一方で、もう一人のシェフ・味沢匠が作ったのは、お箸ですっとちぎれる優しい和食。お年寄りも子どもたちも「うめえ!」「おかわり!」と大満足で完食しました。

美味しさとは「誰が・どう食べるか」で決まる

どんなに世界最高峰の技術や最高級の食材を使っても、食べる人の嗜好や体調、食べやすさを無視しては「美味しい」と感じてもらえません。

ジャンは自分の腕を披露すること(自己満足)に集中してしまいましたが、味沢は「食べる人が何なら喜んで食べられるか」を一番に考えていました。

まとめ

普段の家庭料理やお店選びでも、「相手が今食べたいもの」「食べやすいもの」を気遣う姿勢の大切さを教えられます。

『ザ・シェフ』の「プロの証明」は、食べる人への思いやりの大切さを改めて気づかせてくれる名エピソードです。

<第1話:幻の料理人①>を読むにはこちらから
https://love-spo.com/article/the-chef_001

『ザ・シェフ』次回へ続く!

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【書籍情報】
『ザ・シェフ』
原作:剣名舞
劇画:加藤唯史

法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?

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