『キツい、もうそんな歳じゃない』夫に冷酷拒絶された30代妻。夜の川に飛び込む“純情すぎる19歳男子”を『私の犬』にするまで

「いい加減キツいって。もうそんな歳でもないでしょ」

結婚5年目、冷めきった夫との関係を少しでも修復しようと、思い切って新調したセクシーな花柄のランジェリー。勇気を振り絞って見せた妻に、夫が冷たく言い放ったのは、あまりにも容赦のない一言でした。

漫画『私のかわいい犬だから』(原作:廣島ガウォ、構成:艶々)の第1話で描かれるこの衝撃的なすれ違い。

女としてのプライドを粉々に砕かれ、孤独のどん底に突き落とされた30代の主人公・本条涼香。

そんな彼女が、夜の歩道橋で出会った19歳の純情な男子大学生を「私の犬」として飼うことを決意するまでの、あまりに劇的で背徳的な一夜をご紹介します。

「新婚気分はもう終わり」…冷めきった夫婦のリアルな絶望

30代の涼香は、大学の学生生活課で働く事務職員。

結婚5年目になる夫の敦とは、今や会話もまともに噛み合わず、流しに食器を持っていくことすらしなくなった夫を前に「雑に扱われている」と感じる日々を送っていました。

夫婦の触れ合いはおろか、温かい会話すら消え失せ、大学構内ですれ違う瑞々しい20歳前後の女子大生たちを見ては「自分が女としてどんどん劣化していく」という底知れない焦りと孤独を抱えていたのです。

そんなある夜、少しでも夫婦の関係を温め直したいと、涼香は鏡の前で「イケる」と自分に言い聞かせ、派手なレースのランジェリーを身に着けて夫の帰りを待ちました。

しかし、帰宅した夫・敦の反応は冷酷そのもの。

顔を引きつらせて「急に何張り切っちゃってんの?」と吐き捨てると、涼香を寝室に残し、そそくさと「明日の食パンを買いにいく」と夜のコンビニへ逃げていってしまったのです。

孤独な夜の歩道橋で出会った、眩しすぎる「19歳の執着」

恥ずかしさと悲しさで涙がこぼれそうになりながら、涼香はカーディガンを羽織り、缶ビールを片手に夜の歩道橋へと向かいます。

「私……バカみたいじゃん。若い男にちょっといい顔されたからって、浮かれてこんなカッコしちゃって……」

そう自嘲する彼女の前に現れたのは、同じ大学に通う1年生の坂巻風太(19歳)でした。

かつて、大学の寮の手続きの不備で「家なき子」になりかけたところを涼香に助けられて以来、彼は涼香を「涼香さん」と呼び、懐いていました。

「そんな無防備な格好で…危ないじゃないですか!」

カーディガンの隙間から覗く涼香のランジェリー姿と豊かな胸元に目をとめ、顔を真っ赤にして慌てる風太。

夫には「キツい」と存在すら否定されたその身体が、目の前の19歳の少年を激しくドギマギさせ、興奮させている――。

涼香の心に、忘れかけていた「女としての悦び」がふつふつと湧き上がります。

狂気のダイブ!「ビール缶を拾ってきたら、付き合ってあげる」

お酒の勢いと自暴自棄な感情が混ざり合い、涼香は意地悪な微笑みを浮かべながら風太に問いかけました。

「ねぇ坂巻くん。キミって私のこと好きなの?」

そして、手にしたビール缶を歩道橋から下の暗い川へと投げ落とします。

「あれを取ってきてくれたら、付き合ってあげるよ。じゃなきゃ、こんな馬鹿げたこと……」

それは、大人が年下の少年をからかうための、ただの悪質な冗談でした。

涼香自身、すぐに「絶対に引かれた、幻滅された」と激しい後悔に襲われます。

しかし次の瞬間、信じられない光景が目の前に広がりました。

風太は躊躇うことなく歩道橋の手すりを乗り越え、夜の冷たい川へと躊躇なくダイブしたのです。

濡れ鼠の笑顔が、冷え切った大人の心を支配する

「バシャッ!」という激しい水音。慌てて川を覗き込む涼香の前に、ずぶ濡れになりながらも、宝物のようにビール缶を掲げて満面の笑みを浮かべる風太が立っていました。

「はい、涼香さん。だって、付き合ってくれるんでしょう?」

あんなふざけた要求を、馬鹿正直に実行するなんて。

こんなにびしょ濡れになって、どうしてそんなに嬉しそうな顔ができるのか。

その姿を見た涼香の脳裏に、かつて夢見た「犬を飼いたい」という強い渇望がフラッシュバックします。

「この寂しさは一人じゃ埋められない。だったら……いい子ね、風太くん。この子でいいじゃない」

夫にすべてを否定された夜、彼女は誰よりも従順で、自分だけを全肯定してくれる「最高にかわいい犬」を手に入れたのです。

冷え切った結婚生活に身を置く大人の女性が、若さ溢れる忠実な『犬』に依存していく背徳のラブストーリー。

衝撃の第1話、あなたもその狂気と癒やしの始まりを覗いてみませんか?

【書誌情報】
『私のかわいい犬だから』
著:廣島ガウォ/構成:艶々

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私のかわいい犬だから (1)

犬を飼いたかった涼香さん。
しかし夫にはダメと言われ夫婦関係は冷め始め、小さなストレスが大きな不満に…。
「かわいい犬を飼いたい」。そこに現れた大学生の風太くん。
妙になついてくる風太くんを不思議に思いつつ涼香は思った。
「私は私の犬を見つけた」

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