酸素を運ぶ機能鉄と、不足に備える貯蔵鉄がある!:鉄
鉄は、体内に3〜4gほど含まれています。
そのうちの大半は赤血球の主成分「ヘモグロビン」の材料になっていて、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。
このような鉄を「機能鉄」と呼びます。
このほか「貯蔵鉄」と呼ばれる鉄は、肝臓や骨髄、脾臓などに蓄えられていて、機能鉄が不足したときに放出されます。
なお、動物性の食品に含まれており身体に吸収されやすい「ヘム鉄」と、植物性の食品に含まれ吸収されにくい「非ヘム鉄」があります。
【書誌情報】
『子どもに効く栄養学』
監修:中村丁次,牧野直子
イラスト:すぎうらゆう、久野貴詩、nicospyder
子どもはしょっちゅう風邪を引いたり、体調を崩したりします。ただ、病院でお薬をもらっても、嬉々として薬を飲む子どもはあまりいません。また、薬で解熱したり咳や鼻水を止めたり、といった対処療法はできますが、一番大事になるのは病原菌と戦うパワフルな体と免疫力です。子どもの体に効く栄養素を知ることで、日々の食事でもしっかりとサポートできるようになります。本書では、イラストでわかりやすく、栄養素の基本、働きを丁寧に解説。さらに子どものための食事のコツや食材の選び方までサポートします。さらに、風邪による熱、のどの痛み、鼻水、お通じなど、約16種類の症状別に、それぞれ効く食材&栄養素を紹介!パワフルで元気に、すくすくと子どもが育つために、1家に1冊あるだけでこれからの食生活が変わります!
公開日:2019.11.13
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