味覚や細胞分裂などを正常に保つ!:亜鉛
亜鉛は、短い周期で生まれかわる「味蕾」の細胞をつくる働きがあります。
味蕾は舌の表面にあり、食品の味を感じるところです。
また細胞分裂を正常に行い、新しい細胞をつくる働きもあります。
たんぱく質の合成や成長ホルモンの分泌にもかかわり、全身で細胞が活発につくられる成長期の子どもには、十分な量が必要となります。
血糖値を下げるインスリンや胎児の成長を促す女性ホルモン、精子をつくる男性ホルモンなど、重要なホルモンの合成や分泌にも不可欠です。
【書誌情報】
『子どもに効く栄養学』
監修:中村丁次,牧野直子
イラスト:すぎうらゆう、久野貴詩、nicospyder
子どもはしょっちゅう風邪を引いたり、体調を崩したりします。ただ、病院でお薬をもらっても、嬉々として薬を飲む子どもはあまりいません。また、薬で解熱したり咳や鼻水を止めたり、といった対処療法はできますが、一番大事になるのは病原菌と戦うパワフルな体と免疫力です。子どもの体に効く栄養素を知ることで、日々の食事でもしっかりとサポートできるようになります。本書では、イラストでわかりやすく、栄養素の基本、働きを丁寧に解説。さらに子どものための食事のコツや食材の選び方までサポートします。さらに、風邪による熱、のどの痛み、鼻水、お通じなど、約16種類の症状別に、それぞれ効く食材&栄養素を紹介!パワフルで元気に、すくすくと子どもが育つために、1家に1冊あるだけでこれからの食生活が変わります!
公開日:2019.11.05
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