葵ステークス(土曜・中京)芝1200m
3歳限定の芝1200m戦。
重賞に昇格したのが18年のこと。
例年は京都での施行、今年は中京での開催ですが、データは過去3年で見ていきます。
なお、18年は2着同着。従いまして、3年で2着4頭、3着2頭です。
18年は9番人気1着、6番人気と2番人気が2着で、馬連は6980円と4700円。
19年は1、13、2番人気の1~3着で、馬連6390円。
20年は1、11、5番人気の1~3着で、馬連6380円。
毎年、1または2番人気が連に絡んでいるのに、高配当。実は、重賞以前も含めた過去10年で見ても、毎年6番人気以下の伏兵が馬券圏内に1頭はいる波乱のレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔001〕。10着馬。
ファルコンSから〔100〕。9着馬。
アーリントンCから〔010〕。13着馬。
OPの橘Sから〔110〕。3着馬と4番人気13着馬。
マーガレットSから〔110〕。どちらも1番人気で、1着と5着の馬。
1勝クラスから〔011〕。共に勝ち馬でした。
毎年、OPクラスの芝1400m以上のレースで、1秒以上離された馬が連絡み。こちらも毎年連に絡んでいる1、2番人気の馬と組み合わせると、美味しい配当が取れるかもしれません。
牝馬は〔221〕。牡馬より好成績です。
連対7頭すべてに、1勝クラス以上の芝1200mに勝ちがありました。これも取捨選択の参考にしてみて下さい。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.05.28