今季初猛打賞記録した中島宏之
5月28日にpaypayドームで行われたソフトバンクホークス戦で、「7番・一塁」で12試合ぶりに先発出場した中島宏之は、4打数3安打1打点1HRと今シーズン初の猛打賞を記録し、ソフトバンク投手陣に6安打に抑え込まれた巨人打線の中で、孤軍奮闘の活躍を見せた。
3点を追いかける4回1アウト走者なしの場面で打席に立った中島宏之は、ソフトバンクホークス先発の石川柊太の3球目144キロのストレートをセンターへ打ち返し、ツーベースヒットを放つと、7点差となった6回1アウト走者なしの場面で石川柊太から11球粘り、パワーカーブをレフトポール際に運ぶ2号ソロホームランを放つと、8回2アウト走者なしの場面でフェンス直撃のツーベースヒットを放ち、今シーズン初の3安打猛打賞を記録記録した。
約2カ月ぶりの2号ソロホームランを放った中島宏之は「なんとか粘って打つことができた。次につなぐことだけを考えていましたが、いい結果につながりました」。と振り返った。
ソフトバンクホークスに大敗も3安打猛打賞と孤軍奮闘した中島宏之に対し、原監督は「(中島は)うん、何て言うか…こう…、体張って野球をやっている感じがするね」。と一人息巻いた活躍を絶賛した。
この試合を落とした巨人はオープン戦を含め、2019年の交流戦から対ソフトバンクに13連敗となった。
しかし、ベテランの中島宏之のバットがチームに火をつけ、13連敗ストップへ巨人に一筋の希望を与えたに違いない。
公開日:2021.05.29