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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【安田記念】過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

安田記念(日曜・東京)芝1600m

春のマイル王決定戦。芝1600m戦。

過去10年、1番人気は〔322〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔132〕。

6番人気以下〔435〕、2ケタ人気馬〔024〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券3本。

1番人気が5連敗中という、波乱含みのマイルGⅠです。

ステップレースを見ていきましょう。

高松宮記念から〔200〕。連対馬。

NHKマイルCから〔100〕。3着馬。

ヴィクトリアマイルから〔030〕。掲示板確保の馬。

前年のマイルCSから〔010〕。9着馬。

大阪杯から〔001〕。勝ち馬。

海外GⅠのドバイデューティフリーから〔100〕。

チャンピオンズマイルから〔010〕。

ドバイターフから〔001〕。

海外帰りは、すべて勝ち馬でした。

京王杯SCから〔231〕。連対3頭に、1番人気9着馬、2番人気4着馬、5番人気7着馬。

マイラーズCから〔106〕。掲示板5頭に、6着と10着の馬。

中山記念から〔010〕。3着馬。

GⅡ時代の産経大阪杯から〔011〕。掲示板確保の馬。

ダービー卿CTから〔200〕。連対馬。

OPの安土城Sから〔100〕。2着馬でした。

前走が1800m、2000mなら、掲示板必須です。

連対20頭中、18頭に距離を問わず重賞勝ちがあり、残る2頭には芝1600mの重賞に2着がありました。

また、連対20頭中、15頭に芝1600mの重賞勝ちか、同距離GⅠの3着以内がありました。

さらに、連対20頭中、17頭に東京芝での勝ちがあり、残る3頭は東京芝出走回数が0か1の馬でした。

勝ち馬10頭は、すべて前走1~3着、または1、2番人気だった馬。

近5年の馬券圏内15頭すべてが、前走3着以内、または3番人気までに推されていた馬でした。

牝馬は〔131〕。これは、すべて近3年のこと。牝馬の好走には注意が必要です。

年齢別で見ていきましょう。

3歳〔100〕、4歳〔422〕、5歳〔253〕、6歳〔324〕、7歳〔011〕。

4~6歳で拮抗しているイメージ。

最後に、過去の好走馬が、再びの好走を見せるのも特徴のひとつ。

11年2着のストロングリターン、翌12年優勝。

12年2着のグランプリボス、14年も2着。

13年2着のショウナンマイティ、翌14年3着。

15年勝ったモーリス、翌16年2着。

16年勝ったロゴタイプ、翌17年2着。

18年2着のアエロリット、翌19年も2着。

19年勝ったインディチャンプ、翌20年3着。

19年3着のアーモンドアイ、翌20年2着。

今年は昨年の覇者グランアレグリアと、19年の覇者で昨年3着のインディチャンプが出走予定。要注目です。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 重版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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