宝塚記念(日曜・阪神)芝2200m
上半期のグランプリ。芝内回りの2200m戦。
過去10年、1番人気は〔231〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔446〕、2ケタ人気馬〔023〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
波乱含みのGⅠです。
ステップレースを見ていきましょう。
天皇賞・春から〔433〕。人気、着順は不問です。
大阪杯から〔210〕。3番人気6着馬と、2着馬2頭。
海外GⅠのクイーンエリザベスⅡ世Cから〔110〕。3着以内の馬。
ドバイシーマCから〔012〕。3着以内の馬。
目黒記念から〔101〕。2着馬。
金鯱賞から〔100〕。3着馬。
鳴尾記念から〔121〕。3着以内3頭に、2番人気4着馬。
他に、外国馬が〔010〕です。
日本馬に限れば、馬券圏内29頭の前走はすべて重賞から。GⅡ、GⅢからなら4着以内必須。海外GⅠなら3着以内必須です。
日本馬の連対19頭すべてに、GⅠまたはGⅡ勝ちがありました。
また、勝ち馬10頭すべてが、4月以降に1戦以上を消化していました。
阪神芝に勝ちのない関西馬に、優勝はありません。
さらに、過去10年で上がり最速を記録した馬が11頭(最速タイが1頭)いて〔650〕。すべてが連に絡んでいます。
内回りコースですが、末の確かな馬がいいようです。
牝馬は〔324〕。この9頭中、GⅠ勝ちがなかったのは2着に1頭のみ。15年のデニムアンドルビーだけです。
過去10年の勝ち馬10頭中8頭が、10番枠より外の馬。枠で見ると8枠が7勝を挙げています。
外がいいこと、覚えておきましょう。
最後に年齢別で見ておくと、3歳〔000〕、4歳〔316〕、5歳〔654〕、6歳〔130〕、7歳〔010〕。
馬券圏内の半数を占める、5歳馬がいいようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.06.23