七夕賞(日曜・福島)芝2000m
芝2000mのハンデ戦。
11年は中山での施行。データは12年からの、過去9年で見ていきたいと思います。
1番人気は〔211〕、2番人気は〔110〕、3番人気は〔300〕。
6番人気以下〔248〕、2ケタ人気馬〔215〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
毎年7番人気以下の伏兵が馬券に絡む、大波乱のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
鳴尾記念から〔220〕。
エプソムCから〔201〕。
新潟大賞典から〔020〕。
他に、AJCC、東京新聞杯、中山金杯から勝ち馬が。
海外GⅠのドバイシーマクラシックから2着馬が。
天皇賞・春から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
芝のOPから〔223〕。連対4頭に、掲示板外しが3頭。対照的です。
ダートのOPから〔011〕。人気、着順は不問です。
芝の3勝クラスから〔001〕。勝ち馬。
ダートの3勝クラスから〔001〕。8着馬。
2勝クラスから〔001〕。こちらは1番人気1着馬でした。
トップハンデは、9年で14頭いて〔122〕。
勝ち馬のハンデは57.5~54キロで、平均56.39キロ。
2着馬は58~55キロで、平均56.22キロ。
3着馬は58~50キロで、平均53.89キロ。
57キロ以上の馬が6勝、2着はすべて55キロ以上と、重めのハンデの馬が連対する一方、3着には軽ハンデの馬も来ています。
連対18頭中、15頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る3頭中2頭には芝1800mでの重賞勝ちがありました。
勝ち馬9頭に絞ると、7頭に芝1800m以上の重賞勝ちがありました。
また、連対18頭中、16頭に1年以内の勝ち、または重賞2着がありました。
牝馬は〔000〕。
勝ち馬9頭中、7頭が8番枠より内。残る2頭は11、12番枠。13番枠より外の勝ちはありません。
年齢別に見ておくと、3歳の出走はなく、4歳〔221〕、5歳〔322〕、6歳〔345〕、7歳〔100〕、8歳〔011〕。
6、5、4歳の順にいいようです。
脚質的には、通過順がコーナー毎に小さくなっていくような、捲れるタイプがいいようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.07.07