骨吸収と骨形成は、骨細胞が出す物質で調整されています。
骨細胞は、骨の新陳代謝を行うための第一段階として、破骨細胞を活性化し、骨芽細胞を休ませる物質、スクレロスチンを出しています。
つまりスクレロスチンは骨形成のブレーキです。
運動などによって骨に刺激が加わると、それをキャッチした骨細胞が、スクレロスチンの放出を減らすとともに、骨芽細胞に向けて「骨をつくれ!」という指令を伝える物質を出します。
すると骨芽細胞が目覚めて増殖し、骨形成の仕事を始めます。
つまり骨を強く若返らせるには、骨への刺激と、骨の材料になる栄養が欠かせないのです。
【書誌情報】
『1日1分!!一生歩ける骨づくり』
監修:林泰史
(原宿リハビリテーション病院 名誉教授)
誰もが一生、若々しく元気に過ごしたいと思っています。そのためには、骨の健康を最優先で考えてみるのもよいかもしれません。スカスカの骨では、転倒、骨折、寝たきりを招いたり、いつのまにか骨折で、背中や腰が丸くなってしまうことも。骨を強くするためには、「1分の骨刺激と1杯のホットミルク」を取り入れましょう。すると骨から若返りホルモンが出て、いろいろな病気の予防に役立ち、お肌も若返る。毎日が活動的になり、元気に過ごせばまた骨が刺激されるという嬉しいサイクルが生まれます。この本で骨の大切さを知り、一生折れない、一生歩ける若々しさを手に入れましょう!
公開日:2019.12.07
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