【心のデトックス】「あがががが」と書き殴るだけでいい? 感情のフタをこじ開けるジブリッシュの威力【感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング】

ジャーナリングの前に意味のないことを書いてみよう

ペンを持つ前に、まずは声や体を使って脳のリミッターを「でたらめな音や動き」で解放します。

意味のある言葉を捨て、でたらめな音や動きを出すことは、私たちの脳がつくり上げている思考を停止させ、本音の感情を解放させます。それにより純粋な感覚や生命エネルギーを取り戻すことができるのです。これは「ジブリッシュ」といわれるテクニックです。例えば以下のような動きをしてみます。

● ランダムに大きく口を開けたり、舌を突き出したりして、変顔をする
● 手足をブラブラさせたり、タコのようにクネクネ動いたり、これまでやったことがないようなでたらめな動作をする
●「狂った指揮者」になり切って、全身を指揮するように動かしながら、口から「シャララ」「ボゴボゴ」といった意味のない音(口頭ジブリッシュ)を出す

1分程度を目安にこのような動きをしてみましょう。これにより、脳は「今は意味のあることをしなくていい時間だ」と認識し、思考モードから感覚モードへと切り替わります。

意味を考えずに、ひたすら、でたらめに書いてみよう

体が緩んだら、その勢いのままペンを握り、今度は紙の上でジブリッシュを3分間行います。

● 頭に浮かんだ音や、意味を成さない文字をひたすら書き殴る

●「あがががが」「ごごごご」「ぺっ」「ぎゃー」などと書く

擬音語でも宇宙語のような記号でも構いません。普段、文章を書くときに働く左脳の働きを、強制的にシャットダウンするのが目的です。

形のある絵ではなく、感情のエネルギーをそのまま「線」や「筆圧」に変換します。怒りなら紙が破れるほど強くギザギザした線を書いたり、モヤモヤするなら黒く塗りつぶしたり、ぐるぐると渦巻きを描いたりします。

ポイントは「手を止めないこと」と「意味を考えないこと」。3分間という短い時間に区切ることで集中力を高め、感情のフタを物理的にこじ開けます。

ジブリッシュでエネルギーを放出した後、ふと手を止めて深呼吸をしてください。この瞬間、頭の中の騒音(思考)が消え、シーンとした「空」に近い感覚や、深いリラックス状態が訪れます。思考が停止し、自我が薄れたこの「空白」こそが、あなたの本音が顔を出すスペースです。

POINT

意味のない声や動きを吐き出し続けるジブリッシュは、思考のブレーキをはずす準備運動に。
ただひたすらにでたらめに出してみよう。

【出典】『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』著:長沼睦雄

【著者紹介】
長沼睦雄(ながぬま・むつお)
十勝むつみのクリニック院長・精神科医。昭和31年生まれ。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て神経内科を専攻し、北海道大学大学院にて神経生化学の基礎研究を修了。その後、障害児医療分野に転向し、道立札幌療育センターにて14 年間児童精神科医として勤務。平成20 年より道立緑ヶ丘病院精神科に転勤し児童と成人の診療を行う。平成28 年に帯広にて十勝むつみのクリニックを開院。急性期の症状を対症療法的に治療する西洋医学に疑問を感じ、HSP・アダルトチルドレン・神経発達症・発達性トラウマ障害・慢性疲労症候群などの慢性機能性疾患に対し、「脳と心と体と食と魂」をつなぐ根本治療を目指す統合医療に取り組んでいる。
『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』『繊細で敏感でも、自分らしくラクに生きていける本』(共に永岡書店)、『子どもの敏感さに困ったら読む本』『10 代のための疲れた心がラクになる本』(共に誠文堂新光社)、『その、しんどさは「季節ブルー」』(日本文芸社)など著書多数。

【書誌情報】
『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』
著:長沼睦雄


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「しっかり休んでいるつもりなのに、疲れがとれない。」
「小さなことですぐに落ちこんでしまう。」
「頑張っているのに、空回りして上手くいかない」

そんな状態が続くとき、私たちはつい「もっと休まなきゃ」「前向きにならなきゃ」と自分を励まそうとします。
けれど、それでもラクにならないのはなぜでしょうか。

もしかしたら、その原因は、心の奥にしまい込んできた〈闇〉や〈影〉――
つまり、ふたをしてきた本音や感情にあるかもしれません。

怒り、悲しみ、不安、嫉妬、あきらめ。
感じてはいけないと思ってきた感情ほど、気づかないうちに心のエネルギーを消耗させていくのです。

そんなときに役立つのが、感情を紙に書き出す「ジャーナリング」。

誰にも見せないノートに、評価も正解も求めず、ただ今の気持ちを書いていくことで、心の奥に溜まったものが少しずつ流れ出し、不思議なほど心と体が軽くなっていきます。

本音を出すだけで、心は回復する。
ジャーナリングは、つい頑張りすぎてしまう人のための、
「書いて、出して、軽くなる」
感情デトックスというセルフケアです。

初めての方でも大丈夫。
この本は、「整えようとしない」「頑張らなくてもいい」、やさしいスモールステップで構成されています。

常時接続の現代だからこそ、自分とだけつながる時間を大切にすることで理由のわからないつらさが消え、他人の声に振り回されなくなります。
疲れきった毎日から抜け出し、本来の自分に戻るための1冊です。

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