1時間を超えたらパフォーマンスは急落する? 生産性を高める「5分休憩」の効果【脱・疲労回復「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣】

1時間に5分の「細切れ休憩」を入れる
疲れる前に休む
人間の集中力が持続するのは、およそ1時間から1時間半が限界です。脳を酷使し続けると、まず作業への「飽き」が生じ、次第にミスが増え、集中力や判断力が落ちていきます。放置すれば、倦怠感や肩こり、頭痛などの症状に発展します。
これは、脳の自律神経を構成する細胞が疲弊し、微細な「サビ」がもはや短時間では修復できなくなっていることを意味します。長時間の作業が続くと、このサビを取ることが難しくなり、パフォーマンスが下がったまま仕事を進めることになるのです。
これを防ぐ最も簡単な方法が「細切れ休憩」です。疲れを感じる前に、1時間に一度、5分だけ休む習慣をつけましょう。仕事の合間にイスから立ち上がって軽く体を伸ばす、窓の外を眺める、深呼吸をする――それだけで疲労を防ぐことができ、高い作業効率を維持することができます。
ポイントは「疲れてから休む」のではなく、「疲れる前に休む」こと。限界まで働いて長く休むよりも、短い休みをこまめに入れたほうが、脳は高いパフォーマンスを保てます。実際に、4時間連続で働いた後に長い休憩を取るグループよりも、1時間ごとに5分休むグループのほうが、作業の正確さや生産性が高いという研究結果もあります。
こまめな休憩が脳を守る
「長時間の作業+長時間の休憩」よりも「短時間の作業+短時間の休憩」を繰り返すほうが、疲れがたまりにくいことがわかっています。

【出典】『脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣』著:梶本修身
【書誌情報】
『脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣』
著:梶本修身
現代の疲労は「疲れたら休む」では遅い!
≪脳から「疲れないしくみ」をつくる最新疲労医学≫
「休んでも疲れがとれない」「疲労感を誤魔化しながら働いている」――多くの人が、こうした状態で日々を過ごし、疲れては休み、回復しきらないでまた疲れ…を繰り返しているのではないでしょうか。
これまでは、このようにたまった疲労を取り除く「疲労回復」の考え方が中心でした。
しかし、最新の疲労医学では、そもそも疲れないようにする「脱・疲労回復」の方法が明らかになっています。
本書は、そんな「疲労の無限ループ」から抜け出すための最新メソッドを解説します。
カギとなるのは「ワーキングメモリ」。
これは複数のことを同時に処理し、脳の負担を分散させる力です。
アスリートが全身を連動させて効率よく動くように、脳もワーキングメモリを使いこなすことで疲れにくくなります。
「その日の出来事を“タグ付け”して記憶する」
「悩みを3つに分類してメモリーの無駄遣いをやめる」
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