アハ!体験でひらめき脳を作る!アイデア出しを加速させる脳科学的なトレーニング法【脳の話】

アイデアが次々と湧く脳になる方法とは

「アハ!体験」でひらめきのクセをつける

ある大手のおもちゃメーカーでは、新入社員にアイデア出しのトレーニングをさせるそうです。学生時代、おもちゃについて真剣に考えたことなどなかった人がほとんどですから、はじめは1日中考えても1個も出せない人だっています。

ところが、しばらく経つと30も40も出せるようになってくるといいます。脳はひらめきのクセをつけると、こんなに変わっていくのです。

このとき、私たちの脳はどんな状態になっているのでしょうか。

考えてはそれを打ち消し、別の角度からのアプローチを模索し、しっくりくるものを求めて頭をフル回転させ続けているのだと思われます。そして、「これだ!」というアイデアが生まれてくるというわけです。

これを脳科学の用語で「アハ!体験(Aha!Experience)」といいます。何かについて説明されて腑に落ちたとき、英語で「Aha!」などといいますが、そこからきた言葉です。

じりじりするようなもどかしさのなかで、真剣に考え続けていると、ある瞬間にパッと頭のなかが明るくなったように、「これだ!」という感覚が得られるのが、「アハ!体験」です。そしてアイデア出しというのは「アハ!体験」の典型的なものです。

わからない問題をじっと考えて脳をフル回転させ、脳が活性化する状態をつくり出す。これが、アイデアを出すための近道だと考えられます。

脳研究をする立場からすると、非常に興味深い現象がここにあります。


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話』著:茂木健一郎

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