耐性領域を広げるには【今度こそ「不安ぐせ」をゆるめる ポリヴェーガル理論】

耐性領域を広げるには

耐性領域が広いほど、過覚醒や低覚醒への移行を抑えられ、3つのゾーンを行き来するカーブがゆるやかになります

仕事や人間関係などで緊張する場面が訪れたとき、耐性領域が狭いと不安やイライラが増していきますが、耐性領域が広い人にとっては成長の糧となります。

耐性領域の広さは、生まれつき決まっているものではありません。リラックスしては少し交感神経を刺激するということを繰り返すことで、少しずつ耐性領域は広がっていきます。

耐性領域と過覚醒、低覚醒への移行

上の赤いゾーンが過覚醒の状態、下のグレーのゾーンが低覚醒の状態を示しています。まんなかのゾーンは2つの迷走神経の穏やかなブレーキが働きリラックスしている状態で、このゾーンを耐性領域と呼びます。

【出典】『今度こそ「不安ぐせ」をゆるめる ポリヴェーガル理論』著:浅井 咲子

【書誌情報】
『今度こそ「不安ぐせ」をゆるめる ポリヴェーガル理論』
著:浅井 咲子


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3つの自律神経を味方につけて〈不安ぐせ〉を〈安心ぐせ〉に変える!

「次から次へと心配ごとがでてくる」
「ニュースやSNSで不安になりがち」
「イライラする」「ストレスに弱い」
「気持ちの浮き沈みがはげしい」「やる気が起きない」
などの〈不安ぐせ〉を抱える人へ。

ポリヴェーガル理論は、ステファン・ポージェス博士によって提唱された自律神経系の神経理論です。
自律神経を、1つの交感神経と2つの副交感神経(背側迷走神経と腹側迷走神経)の3つで捉えます。

本書では「セオリー」「テクニック」「ワーク」に分けてわかりやすく紹介します。
本当は必要ではないのに過剰に防衛したり、考えても仕方がないことにイラっとしたり、不安になったり。
そうしたもったいない時間を減らして、「今ここ」にある幸せを感じ、安心できるようになるためのメソッドです。

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