各国が協力する宇宙探索「アルテミス計画」 日本の役割とは【眠れなくなるほど面白い 図解プレミアム 宇宙の話】

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アルテミス計画での日本の役割

 日本は2019年10月、アルテミス計画への参加を表明しました。

 アルテミス計画において日本は、ゲートウェイ居住棟などへの機器の提供およびゲートウェイへの物資補給を担当することが決まっています。また、探査機が取得した月面データの共有、有人与圧ローバの開発など、将来の有人月面着陸や持続的な月面探査の実現に向けた準備を進めています。

 月資源への注目は世界的なものとなっていて、アルテミス計画以外にも、中国、インド、ロシアなどが月探査をしたり、中東が宇宙開発投資を行ったりと、月への探査や開発に世界が熱くなっています。

 このようなことから、いよいよ宇宙探査の新時代が幕あけしたといってよいでしょう。

◉ アルテミス計画での日本の役割 ◉

(1)ゲートウェイ居住棟への機器の提供、補給

ゲートウェイとゲートウェイ補給機ゲートウェイのミニ居住棟 (HALO) へのバッテリの提供、国際居住棟(I-Hab) の居住機能(環境制御•生命維持装置)などの提供。近い将采HTV-X発展型によるゲートウェイヘの物資補給も検討中。

(2)探査機による月面データの共有

有人月面着陸の着陸地点の選定について日本の探査機のデータを提供。2023年度に打ち上げ予定の小型月着陸実証機SLIM、2023~2024年度に打ち上げを目指す月極域探査ミッション(LUPEX)のデータや技術を共有する。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解プレミアム 宇宙の話』 監修:渡部潤一

【監修者紹介】
渡部潤一(わたなべ じゅんいち)
1960年、福島県生まれ。1983年、東京大学理学部天文学科卒業、1987年、同大学院理学系研究科天文学専門課程博士課程中退。東京大学東京天文台を経て、現在、国立天文台上席教授。総合研究大学院大学教授。国際天文学連合副会長。太陽系天体の研究のかたわら最新の天文学の成果を講演、執筆などを通してやさしく伝え、幅広く活躍している。主な著書は、『最新 惑星入門』(朝日新書)、『面白いほど宇宙がわかる15の言の葉』、『新しい太陽系』(新潮新書)など多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解プレミアム 宇宙の話』
監修:渡部潤一


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