ミシュランの星はどう決まる? 料理漫画『ザ・シェフ』が描く「覆面調査」の恐ろしさと三流店のリアル

レストラン評価の裏側を描くリアルな描写

美味しいお店を探す際、多くの人が参考にするレストランガイド。

その最高峰とも言える「ミシュラン方式」の覆面調査の裏側を、生々しく描いたエピソードが料理劇画『ザ・シェフ第5話に存在します。

星付きレストランでも料理は「三流」?

物語に登場する「東京グルメ会館」は、日本の「全国レストランガイド」で一つ星を獲得したフランス料理店です。

しかし、その実態は「甘い採点」によるものでした。

提供される料理に対して、「フォアグラのソテーや仔牛のステーキなどの肉料理はひどい。

まず火の通し過ぎ」「フランボワーズソースでもその酸味がいかされていない」と、具体的な調理の欠陥が指摘され、「料理も三流」と切り捨てられます。

星を獲得した店であっても、常に完璧な料理が提供されているとは限らないという、外食産業の残酷なリアルが描かれています。

覆面調査員を恐れる飲食店の内情

レストランのオーナーにとって、いつ来店するかわからない覆面調査員は恐怖の対象です。

作中では、オーナーが調査員対策のために、「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠に泣きついて臨時のシェフを依頼する事態に発展します。

厨房に入った味沢は、食前酒のキール・ロワイヤルに始まり、オマール海老のサラダ、そして絶妙な焼き加減のシャリアピンステーキなどを次々と客席に送り出していきます。

私たちが普段何気なく見ているレストランの「星」の裏には、評価を下す側と守る側の激しい攻防が隠されているのかもしれません。

ザ・シェフ』の鋭い視点は、グルメ好きにとって考えさせられる内容となっています。

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<第1話:幻の料理人①>を読むにはこちらから
https://love-spo.com/article/the-chef_001

『ザ・シェフ』次回へ続く!

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【書籍情報】
『ザ・シェフ』
原作:剣名舞
劇画:加藤唯史

法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?

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