血液とリンパ、体をきれいにする2大ネットワーク【眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話】

デトックスは血液とリンパが要

全身をくまなく巡る2つの川がある!?

デトックス機能のカギを握る血液とリンパ、肝臓と腎臓について、その働きや特徴を紹介していきます。なかでも血液とリンパの役割はとても重要です。そこでまず、体内を流れる2つの川といわれる「血液」と「リンパ」から話を始めましょう。

成人の血管の長さは約9万メートル、重さは体重の約3%。心臓から送り出された血液は、動脈から毛細血管へと流れて各細胞に酸素や栄養を供給。その代わりに二酸化炭素や老廃物を受け取って、静脈を通り心臓に戻ります

こうして全身を循環する血液は、「血漿」と「血球(赤血球、白血球、血小板)」の2つの成分からできています。血漿は老廃物を運搬、排出する役目を持ち、血球の中の白血球は免疫システムの中枢であるため、どちらもデトックスには関わりの深い存在といえるでしょう。

リンパは無色透明の「リンパ管、リンパ液、リンパ節」からなり、血管に寄り添うように張り巡らされたリンパ管を、リンパ液が心臓に向かい一方通行で流れています。リンパのネットワークには、およそ800個のリンパ節と呼ばれるフィルター装置があり、リンパ液が運んでくる老廃物や有害物質をここでろ過して浄化するしくみです

血管とリンパ管の違い

リンパ液が流れているリンパ管とは、一体どの様なものなのでしょうか。血管とは形状や、働きがどのように違うのかを紹介します。

1.リンパ管は細くて透明

リンパ管は血管よりもとても細く、網目状になって広がっています。実際のリンパ管は無色透明でリンパ液も透明。リンパ管は必ず静脈と平行して走っていて、細胞間にある細菌やウイルス、老廃物を回収して、リンパ節で処理されています。

2.血液は循環していて、リンパは一方通行

血液は輪を描くように体の中を循環しているのに対し、リンパ液は一方向に流れています。血管からしみ出した栄養素の回収や細菌の退治、老廃物を除去しながら太いリンパ本幹に流れ、鎖骨下にある静脈と繋がる部分の出口(鎖骨下静脈)へ向かって流れていきます。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話 』著:加藤 雅俊

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話』
著:加藤 雅俊


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