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心理学から考える気になる異性に振り向いてもらうための三つのテクニックとは?【社会心理学】

Text:亀田達也

私とあなたと、好きなものの関係

バランス理論は、アメリカの心理学者フリッツ・ハイダーによって提唱されました。例えば、あなたに好きな異性がいたとして、自分は犬が大好きなのに、相手は犬が嫌いだったとしましょう。そこには、「同じものを好きになってもらえない」というストレスが生じます。このような状態を、バランス理論を使って説明することができるのです。

人(P)が、相手(О)に対して持つ態度(PO)は、ある対象(X)に対して持つ関わり方(PX)と、相手とその対象との関係(OX)からの影響を受けるというものです。この関わりを、「好き」をプラス、「嫌い」をマイナスで表すと、全部で8通りのパターンが出来上がります。そして、それぞれの記号を掛け算した時に、結果がプラスになれば、バランスの取れた関係、マイナスになれば、バランスが取れていない関係となるのです。

先ほどの例で言えば、自分は犬が好きだというプラスと、相手は犬が嫌いだというマイナス、そして自分は相手を好きというプラスを掛け合わせて、マイナスになります。つまり、発生するストレスはバランスが取れていないことによるものなのです。

このように不均衡な状況になってしまったときには、どのように対処すればよいのでしょうか?それには3つの方法があります。ひとつは、対象に対する自分の態度を変えること。次に、相手に対象への態度を変えてもらうこと。そして最後に、相手との関係を解消することです。この理論を頭に入れて、他者との関係を考えてみるとよいでしょう。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学』 監修:亀田達也

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多数派の意見に同調してしまうのはどうして?

日本人はよく多数派に同調しやすい、そんなイメージがあるかもしれません。しかし、この傾向はどんな人にも当て余る普遍性を持ったものなのです。なぜ私たちは多数派の意見に同調しやすいのでしょうか?この同調について、有名な実験があります。

この実験はカード①に描かれた線と同じ長さのものを、カード②に描かれた3本の線の中から選ぶというもので、実験には8人の学生が参加しました。回答はひとりずつ順番に行いますが、実は参加者のうち7人は〝サクラ〞で、あらかじめどの線を答えるかを指定されていました。

明らかに間違った答えでも多数派に同調してしまう

この実験の目的は、多数が間違った回答をした場合、被験者はそれに同調するかを調べることで、被験者は7人のサクラの回答を聞いたあと、8番目に回答します。実験は線の長さを変えながら複数回行われましたが、問題自体はいずれもひとりで回答したときは正解率99%というごく簡単なものでした

ところが、7人全員が誤った回答をした条件下だと、被験者による誤答率は32%にも上りました。普通なら間違えようのない問題でも、全員が別の回答を選ぶと、それに大きく影響されてしまうことが明らかとなったわけです。なお、7人のサクラのうち、必ず正解を答える他者がひとりいた場合、被験者の誤答率は5・5%まで低下しました。

会社の会議などでも全員一致の意見に反対するのは勇気がいりますが、ひとりでも反対者がいれば意見を表明しやすくなります。同調を促うながすには全員一致であることが重要で、ひとりでも自分と同じ意見の人がいると、その圧力は大きく弱まるというわけです。

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【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学』
監修:亀田達也

「社会心理学」は、心理学の中でも重要かつ人気のジャンル。個人同士の協力、競争、攻撃、援助など「他者との関係」、そして集団、組織など個人を取り巻く「社会との関係」をテーマとする「社会心理学」を、わかりやすく、かつ堅苦しくならないように図解・イラストを用いて紹介する。「社会現象と心理学」、「職場における心理学」「社会の在り方と心理学」など、現代日本において興味深く読めるような身近なテーマを立てて、さらにこれまで行われた心理実験と結果など、「心理学」全般の内容を誌面に取り入れて解説する。会社、学校、家庭、友人ーー集団や社会の中の個や対人関係の本質、行動原理を社会心理学から読み解く1冊!

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