よくある姿勢④ 体ゆがみのサイン 片脚重心
椅子に座ってすぐに脚を組む人は、体がゆがんでいる恐れあり。脚を組めば上側の脚は楽ですが、下側の脚にはその分の負担がかかり、筋肉が圧迫され、重心は偏っていきます。
次第に骨盤が傾き、立っているときにも無意識に「片脚重心」になります。すると、左右の肩の高さや脚の長さに違いが生じるようになり、体はますますゆがんでいきます。
体がゆがむと、頭痛や肩こり、腰痛をはじめ、歯の噛み合わせにも悪影響を与えてしまうのです。バッグをいつも同じ側の肩にかけるという人も体が傾いているかもしれません。
逆の肩にかけ直したり、リュックに替えたりするなど対策しましょう。
片脚重心になる主な原因
- バッグをいつも同じ側の肩や腕で持つクセがある。
- 立ち仕事が多いか、体を支える筋肉が弱くて疲れやすい。
- デスクワークが多く、気を抜くと、脚を組んでしまう。
- 電車の中で立っているとき、何かに寄りかかりやすい。
片脚を組むクセ どうしたら直るの?
脚をつい組んでしまう人は、正しい姿勢で座ることを心がけましょう(次ページ参照)。
椅子の高さも要チェック。足の裏がしっかり床につき、ひさと足首が
90度に曲がるように座れる椅子の高さなら、正しい姿勢も保ちやすくなります。
ずっと同じ態勢にならないよう、歩くなどこまめな休憩も大切です。
【出典】『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』著:木場克巳
【書籍情報】
『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』
著:木場克巳
本書は、体幹の基礎から具体的なトレーニングプログラムまでを紹介し、運動能力の向上やダイエット、姿勢改善、睡眠の質向上など、多くのメリットを提供します。子供からシニアまで幅広く対応したプログラムもあり、家族全員で楽しめます。体幹力を高め、心身ともに健康な生活を目指すためのガイドです。
公開日:2024.09.14