SPORTS COLUMN
- スポーツの話題を毎日更新 -

  • HOME
  • SPORTS COLUMN
  • 打線もベンチも明るくしたウィーラーがチームMVP!最低限の仕事しかできなかった丸佳浩がチーム逆MVP

打線もベンチも明るくしたウィーラーがチームMVP!最低限の仕事しかできなかった丸佳浩がチーム逆MVP

12球団完全データファイル2021

両リーグ、前年最下位チームが優勝を果たしという前代未聞のシーズンとなった2021年。12球団の詳細なデータをもとに、今季の戦いぶり&来季に向けた課題、期待値を完全掲載!

【チームMVP/ウィーラー】チャンスで打てる頼れるムードメーカー

二冠王を獲得した岡本和真はもちろんだが、やはり挙げておきたいのは、助っ人のウィーラー。CSでは岡本が左脇腹を痛めて離脱したが、ファーストステージ初戦では3打点の大活躍を見せた。

シーズンを通しても得点圏打率.346とチャンスに強く、レフトもファーストも守った。ハッスルプレーに加え、明るい性格でベンチを盛り上げてくれる。味方が打てばベンチから飛び出してガッツポーズ。

正直、ちょっと湿っぽい巨人ベンチを明るく照らす存在だ。投手陣では32試合連続無失点の外国人記録を打ち立てたビエイラがチームMVP。8月にはNPB史上最速の166キロも叩き出した。

【チーム逆MVP/丸佳浩】かつての優勝請負人も最低限の仕事しかできず

2017~18年のセ・リーグMVP。広島時代から5年連続でチームをリーグ優勝に導いてきた丸だが、昨季は4月に新型コロナウイルスに感染し、出鼻をくじかれると、調子が上がらず6月5日に登録抹消。

最短10日で一軍に戻ってくると快音を連発し、地力を見せたが、五輪中断が明けると再び不振に陥り、 8~9月は打率1割台。10月にはまた復調したが、波の荒いシーズンになってしまった。

それでも118試合で打率.265、23本塁打、出塁率.365と最低限の仕事をこなしたのはさすがといったところ。ただ、本来はもっとやれる実力者。今季への期待を込め、あえて逆MVPに選出。

【セリーグ3位】読売ジャイアンツ

【2021シーズン成績】
61勝62敗20分
勝率 .496
得 点 552 ④
失 点 541 ④
本塁打 169 ①
盗 塁 65 ④
打 率 .242 ⑤
防御率 3.63 ④


前半戦で9勝3敗の好成績を収めた髙橋優貴だが、後半戦は2勝6敗。過密ローテが招いた悲劇といっても過言ではない。松原聖弥はチームトップの15盗塁を記録したが、盗塁死も7個あり、全体的に機動力は低調だった。


出典:『がっつり! プロ野球(30)』

『がっつり!プロ野球(31)』1月31日発売!