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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【クイーンS】過去9年データ分析!

Text:長谷川雄啓

クイーンS(2020年8月2日 札幌11R)芝1800m

クイーンS(日曜・札幌)

牝馬限定の芝1800m戦。

函館で行われた13年を除く、データは過去9回です。

1番人気は〔421〕、2番人気は〔301〕、3番人気は〔011〕。

6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔021〕。

馬連3ケタはなく、万馬券もなし。

毎年、1、2番人気のいずれか一方が、連に絡んでいます。

ステップレースを見ていきましょう。

ヴィクトリアマイルから〔242〕。人気、着順は不問です。

オークスから〔201〕。こちらも人気、着順は不問。

NHKマイルCから〔100〕。勝ち馬。

海外GⅠのドバイターフ3着馬の〔100〕というのもあります。

マーメイドSから〔122〕。人気、着順不問。

福島牝馬Sから〔100〕。勝ち馬。

中山牝馬Sから〔010〕。2着馬。

七夕賞から〔001〕。3着馬。

OPの巴賞から〔010〕。勝ち馬。

安土城Sから〔001〕。2着馬。

3勝クラスから〔112〕。連対3頭に、2番人気8着馬1頭です。

前走GⅠ組とマーメイドS組は、人気、着順不問。それ以外は3着以内か、1、2番人気と覚えておくと良さそうです。

また、毎年必ず前走GⅠ出走馬が連絡み。対象となる馬は10頭いますが、すべて当日3番人気までに推されていました。

前走GⅠ出走馬で3着になった3頭も、当日1、2、4番人気ですから、前走GⅠ出走馬で、当日上位人気に推されたなら、信頼足り得ると言っても良さそうです。

連対18頭中、14頭に芝1800mでの勝ちがあり、残る4頭にはGⅠでの掲示板がありました。

別の見方をすると、連対18頭中、芝1800mまたは2000mに勝ちがあったのは15頭。残る3頭は3歳馬で、芝1600mに勝ちがあるか、芝1600mのGⅠに3着がありました。

さらに、連対18頭中、17頭に重賞連対もしくはGⅠ3着がありました。

最後に年齢別に見ておくと、3歳〔401〕、4歳〔244〕、5歳〔154〕、6歳〔200〕。

3歳から6歳まで、まんべんなくのイメージです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』

【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。