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夏の小倉競馬の楽しみ方【九州産馬限定】とは!?

Text:あもあもだいち

夏の小倉では九州の血が騒ぐレースがある理由とは!?

上半期最大のレース「宝塚記念」が終わり、本格的に夏競馬に突入する今週。

福島競馬場と小倉競馬場が夏の開幕週を迎える。

そして、夏の小倉と言えばJRAでは唯一の「九州産馬」のみによる新馬戦や2歳戦が開催される。

これは他に見ない特徴で、例えば青森産限定や北海道産限定などのレースが無い事でも分かるように小倉の夏を象徴する内容である。

では、なぜ九州産馬限定レースがあるかというと。現在は北海道を中心に馬産地は北日本に集中しており、九州産の生産頭数は全国で1%しかないのが現状である。

そのため、九州における馬産の奨励の意味で「九州産馬限定」レースが行われている。

九州産のJ·GⅠ馬:イロゴトシ

上記で書いたように九州産の生産頭数がかなり少ないために、これまで大レースで活躍する馬が少ないのも致し方ない部分がある。

そんななか、イロゴトシが2023年の中山グランドジャンプで九州産馬として初のGⅠ馬となり、今年の中山グランドジャンプも勝利し2連覇を達成した。

この他に、近年では2021年の北九州記念を勝ったヨカヨカ。20年近く経つが2005年のアイビスサマーダッシュを勝ったテイエムチュラサンなど、馬名からも九州を連想出来る馬が活躍してきた。

ひまわり賞を目指して九州産限定の新馬戦スタート

今年も夏の小倉開幕日から九州産馬限定の新馬戦が組み込まれており。29日の第5レース新馬戦では、九州を連想出来る馬名の⑦ナンシヨウト=博多弁の「なんしようと(なにしているの)」が人気の一角になっている。

こういった2歳限定を戦い、最終的には九州産馬限定の2歳最高峰レース「ひまわり賞」を目指していく!!

ちなみにイロゴトシも2019年のひまわり賞を勝っている。

少しマニアックではあるが、この九州産馬限定レースにも注目してみるのも夏競馬を楽しむ要素の一つであるので、みなさんもよろしかったら注目してみて下さい。

※6月29日、30日ともに第5レースが九州産馬限定の新馬戦が開催予定。

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