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カーブで三振の山を築く!手術/リハビリ/育成を経て復活期待の田中健二朗

Text:落合初春

プロ野球2022復活期待の選手たち

盛者必衰――。野球のみならず、すべての物事に訪れる「終わり」のとき。しかし、「それはまだ早い!」と言いたくなる選手たちに情熱エール!

TJ手術から1軍復帰!カーブで三振の山を築く

田中健二朗/横浜DeNAベイスターズ
『手術、リハビリ、育成を経ての復活へ!』

【2021DATA】8試合 0勝0敗 奪三振6 防御率0.00

2019年8月に左ヒジのトミー・ジョン手術を受けた田中健二朗。2020年は育成選手でリハビリに専念。昨年3月にようやく実戦復帰し、イースタン・リーグで37登板。9月12日には1092日ぶりに1軍マウンドを踏んだ。2016~17年には2年連続60登板でブルペンを支えた好左腕。糸を引くストレートにグイっと曲がるカーブ。復帰後も変わらぬ武器を見せつけ、8試合を投げて失点ゼロにまとめ上げた。

ケガの功名も今季は見えてくるだろう。離脱以前の田中は技巧派のイメージも強かったが、復帰後の最速は147キロ。球速が3~4キロ増し、フォームもややタテ方向に近づいている。術前の弱点であった非力さが解消され、新たな武器を手にした可能性が高いと見た。新たなタナケンスタイル確立へ。ぜひ二度目の満開を見せてほしい。

出典:『がっつり! プロ野球(31)』

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