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逆転決勝2点タイムリーヒット!勝負強い打撃披露し1軍初昇格へアピールした中川勇斗

逆転決勝2点タイムリーヒット放った中川勇斗

8月28日に三条パール金属スタジアムで行われたファーム交流戦の読売ジャイアンツ戦に、「6番・DH」で先発出場した中川勇斗は、4打数2安打2打点。逆転決勝2点タイムリーヒットを放ち、1軍昇格へアピールした。

2回、ノーアウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った中川勇斗は、読売ジャイアンツ先発の高橋優貴の3球目ストレートをセンターへ運び、ノーアウト満塁のチャンスを演出するも、後続が倒れ、無得点に。

しかし、続く3回、小野寺暖のタイムリーツーベースヒットで1点を取り返し、なお2アウト2、3塁のチャンスの場面で、再び高橋優貴の2球目ストレートをレフトへ弾き返す2点タイムリーヒットを放ち、逆転に成功した。

中川勇斗は、京都国際高から2021年ドラフト7位で阪神タイガースに入団したルーキー。心地よいミット音を響かせて投手陣をリードし、直球、変化球が構えたミットに吸い込まれていく巧みな捕球技術と高校時代から高く評価されていたフレーミングが、他球団のスカウトからも「高卒とは思えない」と絶賛される逸材だ。

阪神タイガースには梅野隆太郎、坂本誠志郎とレベルの高い先輩捕手が1軍に君臨しており、今すぐ1軍デビューできる環境ではないが、佐々木朗希と完全試合も達成し、1軍に定着している同級生のロッテ/松川虎生には、負けない活躍をしていきたいと、闘志を燃やしている。

スタメン捕手として、1軍の試合に出るのはまだ難しいかもしれないが、打撃を磨けば、代打での出場機会は巡ってくるはずだ。

中川勇斗には、巧みな捕球技術とフレーミングに磨きを掛け、課題の打撃でしっかりと結果を残し、今シーズン中での1軍デビューを期待したい。

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