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「背が低くて華奢な少年」だったフィジカルモンスター柳田悠岐【あのプロ野球選手の少年時代】

Text:編著/花田 雪

今季はケガからの完全復活を期す柳田悠岐

 身長188センチ、体重96キロ。
 プロ野球選手の中でもひときわ恵まれた体躯を誇り、抜群のパワーとスピードを誇る柳田悠岐。球界を代表する『フィジカルモンスター』だが、実は小学生時代は今とは全く違い、「背が小さくて華奢な少年」だった。 

 地元広島の少年野球チーム『西風五月が丘少年野球倶クラブ』でプレーした柳田悠岐少年だが、当時は同級生と比べても背が低く、パワーもなかった。ポジションは遊撃手兼投手。打順は1番が定位置。当時、チームには矢野稔晴という選手がおり、彼が不動の4番。 

 柳田悠岐本人も当時の矢野君について「背がめちゃくちゃデカくて、パワーもある。ライバルというよりは絶対に勝てない、勝とうとすら思わないような存在」と語っている。

日本を代表する強打者は小柄な少年だった

【書誌情報】
『あのプロ野球選手の少年時代』
刊行:宝島社

 プロ野球選手は一体、どんな少年時代を過ごしてきたのか――?

 本書は、侍JAPANに名を連ねる日本を代表する選手たちの少年時代を、小・中学校の指導者や本人から取材した記録集です。

(まえがきより一部抜粋)

 本書では、秋山翔吾、前田健太、柳田悠岐、菅野智之、山﨑康晃、鈴木誠也という6人のメジャーリーガー、プロ野球選手の少年時代を知る指導者に話を聞き、それを一冊にまとめている。

 また嬉しいことに秋山翔吾、柳田悠岐、山﨑康晃といった選手本人からも、当時のエピソードを聞くことができた。

 些細な思いつきからはじまったこの企画が一冊の本にまとまり、世に出るのはなんとも不思議な気持ちだ。

 誰もが憧れるスーパースターにも、ひとしく『少年時代』がある。彼らがどんな子ども時代を過ごし、どんな成長曲線を描いてきたのか。

 本書を通して、その『知られざる時代』を少しでも伝えることができれば幸いだ。

【本書掲載の選手】
秋山翔吾
(大津スネークス/湘南武山フェニックス→横浜金沢リトルシニア→横浜創学館高校→八戸大学→埼玉西武ライオンズ→シンシナティ・レッズ)

前田健太
(岸和田イーグレッツ→忠岡ボーイズ→PL学園高校→広島東洋カープ→ロサンゼルス・ドジャース→ミネソタ・ツインズ)

柳田悠岐
(西風五月が丘少年野球クラブ→八幡少年野球クラブシニア→広島商業高校→広島経済大学→福岡ソフトバンクホークス)

菅野智之
(東林ファルコンズ→相模原市立新町中学校→東海大相模高校→東海大学→読売ジャイアンツ)

山﨑康晃
(西日暮里グライティーズ→荒川区立尾久八幡中学校→帝京高校→亜細亜大学→横浜DeNAベイスターズ)

鈴木誠也
(荒川リトルシニア→二松學舍大学附属→広島東洋カープ)

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