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ねぎのおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温めるアイドル食材

身近な、いつも食べているものにも、体を温める食材はいっぱいあります。なにげなく口にしてはいたけど、もっと効果を感じたい、合理的に食べたい、と思いませんか? 切り方や調理方法で栄養価が変わるので、これを参考にしてぜひ、実践してみましょう。

【ねぎ】強壮、強精作用も多く含み、気を高める野菜


●ミネラルも豊富、冬にうれしい食べ物
ねぎは気を高め、血のめぐりをよくして、体を温めることから、昔からかぜに効果があるといわれてきました。体が温まることで胃腸を活発にし、消化不良を改善するので、食欲不振のときに食べるとよいといわれています。ねぎを含め、玉ねぎ、にら、にんにくなどのアリウム属の野菜は、アリル硫化物が含まれているので、強壮、興奮、去痰、発汗、利尿、駆虫などの作用があり、熱の出る病気に用いると、体内の老廃物を排除し、解毒、消炎作用を発揮します。

また、ねぎの青い部分にはβカロテン、ビタミンB₂、ビタミンC、ニコチン酸などのビタミンやカルシウム、リン、マンガンなどのミネラルが豊富なので、冬場は特に補給すると良いでしょう。

【Point】インフルエンザ予防にも効果アリ!
緑の部分を油で炒めると出るフルクタンという糖が、インフルエンザ予防にも効果があります。

保存方法

●緑と白をバッサリ切り分ける
緑の部分は水分が多くて傷みやすく、白い部分は乾燥しやすいので、まずは、緑色の部分と白い部分を切り離します。白い方は湿らせた紙に包み、ビニールに入れて野菜室で保存。緑の方は密封袋に入れて冷蔵庫で保存します。どちらも1週間くらい保存可能。刻んだ場合は密封袋に入れて冷凍しましょう。使う時は解凍しないで直接調理します。

おすすめの切り方&調理方法

●緑の部分も炒めて食べればかぜ予防に!
炒める場合は斜め切り、じっくり焼く場合はぶつ切りがおすすめです。ねぎは焼くと甘味が出てジューシーになります。独特のにおいも減るので、子どもにも食べやすくなります。緑の部分は油で炒めると効能を発揮、かぜ予防やつらいかぜの初期症状を緩和してくれます。また、薬味にする場合は薄くスライス、小口切りにします。

・斜め切り/炒め物など
・ぶつ切り/ねぎ焼きなど
・小口切り/薬味など

おすすめの食べ合わせ

●ねぎ+しょうが
ジンゲロールをプラスしてポカポカの体に。

●ねぎ+鶏肉
体を温めて冷え症、イライラを改善。

ねぎメニュー例

焼きねぎ、ねぎとじゃがいものスープ、甘酢炒め、ねぎとレモンのマリネ、ねぎとキュウリの塩炒め、鶏の中華和え、ねぎソース、ねぎフライ、鍋など。

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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