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海の課題を解決するオリジナル商品開発に挑戦する高校生たち、二次審査を通過した9チームが「LOCAL FISH CAN グランプリ2024」決勝へ!

一般社団法人ローカルラボ
2024年10月13日(日)の決勝大会に進む9チームが決定!




全国の高校生が、地域の課題魚「LOCAL FISH」を使った缶詰などのオリジナル商品を開発し、競い合う大会、「LOCAL FISH CANグランプリ2024」。本年は、全国から過去最多の66チームが応募し、一次審査を通過した34チームが、8月の第一週にオンラインプレゼンテーション審査による二次審査に挑戦しました。その結果、決勝大会(最終審査)へ進む9チームが決定しました。決勝大会は、10月13日(日)に東京で開催されます。
公式サイト:https://localfishcan.com





LOCAL FISH CAN グランプリは全国の高校生が地域特有の海の課題を持つ様々な海の生物「LOCAL FISH」を題材に、オリジナルの缶詰などの商品を開発をするアイデアコンテストです。本コンテストは2021年から開催しており、今年で4度目の開催となります。決勝大会まで、高校生たちが地域の海の課題を知り、学び、研究します。優秀な作品は実際に商品化し、地域や全国で販売されます。地域と協力しながら”美味しさ”と”海の課題”をオリジナルの商品に詰め、全国に届けていきます。
二次審査概要
募集対象:日本国内の高校生・高等専門学校生(3年生まで)、中等教育学校生(4~6年生)
     個人もしくはチームでの応募
審査対象:一次審査(動画審査)を通過した34チームが対象
審査形態:オンラインでのプレゼンテーション審査
審査基準:「海や地域が抱える問題や課題を明確にできているか。」「商品を開発するこ
     とが、その問題や課題の解決に結び付きそうか。」「商品性はどうか。」「質疑応
     答を含めた発表はどうか。」等の指標を用いた総合評価

■ 決勝大会(最終審査)進出チーム 

■ 決勝大会(最終審査)進出チームコメント
・No.1 北海道立北海道広尾高等学校 チーム名:チームすじめ

商品の名前:すじめし(チルド真空パック)
【北海道】課題魚:スジメコンブスジメコンブとは、春から夏にかけて生育する1年生の海藻です。主に北海道の太平洋沿岸に生息しています。食材としては流通しておらず昆布の生育を妨げる存在になっています。美味しさだけなく栄養価にも着目して漁師さんだけでなく、食べた人もHAPPYになる混ぜご飯を開発したいです。



・No.2 荒井学園新川高等学校 チーム名:地域振興研究部

商品の名前:ウニのリエット(缶詰)
 【富山県】課題魚:ムラサキウニ近年、天然の生け簀と呼ばれる豊富な魚種がいる富山湾も、獲れる魚種・量が変化しています。特に問題となっているのが、ムラサキウニの大量発生です。地域の海では、ムラサキウニが約50万個生息しており、これは適正数の数倍に当たるといわれています。ムラサキウニは海藻を食い荒らし、深刻な磯焼けの原因となっています。ムラサキウニを美味しく食べるには多くの課題がありますが地域のみんなと力を合わせ、ウニのリエットを開発したいです。



・No.3 三重県立相可高等学校 チーム名:サステナブルキッチンまごの店

商品の名前:タイコンカン(パウチ)
 【三重県】課題魚:ブダイプロの料理人を目指す私たちは、地元で高校生レストラン「サステナブルキッチン まごの店」を運営しています。三重県の食の課題を解決したいという思いで、未利用魚となっているブダイを流通させたいと考えています。たくさんの野菜を使ったブダイのチリコンカンは、多くの栄養が取れ、冷たくても美味しく、災害時でも持っておくと安心できるような商品です。




・No.4 立命館守山高等学校 チーム名:(なし)


商品の名前:フナ・マンテカート(缶詰)
 【滋賀県】課題魚:ギンブナ一次産業における食品ロスについて研究を行っており、琵琶湖の漁師さんから廃棄されているギンブナについて知りました。ギンブナは味は問題ないものの、地元の名産品である鮒寿司に使われるニゴロブナと比較して骨が多く、鮮度管理が難しいとされ、廃棄されてしまうようです。何度も試作品を作り、アンケートを実施し、商品としての新規性について自信を持っています。マンテカートは干しダラを使ったイタリアの郷土料理で、パンなどにディップするレシピです。今回の取り組みで得られた知見は、その他の海の課題解決に貢献できると確信しています。



・No.5 島根県立浜田高等学校 チーム名:生活科学

商品の名前:ネギぶりソース(缶詰)
【島根県】課題魚:ブリ私たちの浜田の海は、暖流と寒流が交わることでプランクトンが豊富になり、様々な魚介類が水揚げされています。アイゴやアカモク、カレイなど多くの課題魚を見つけることができました。今回、脂の乗っていないブリに着目し、森林の課題解決にもつながるネギぶりソースで、魚をあまり食べない方にもアピールしたいと考えています。



 
・No.6 おかやま山陽高等学校 チーム名:進学コース&調理科

商品の名前:Quenelle de noir 浅口仕立て(缶詰)
【岡山県】課題魚:クロダイ昨年度、地元の未利用魚であるクロダイに着目し、シチュー缶を開発しましたが、加工のプロセスにおいて販売価格が上昇し、商品としての魅力が損なわれてしまいました。そこで、今年は高価格帯市場をターゲットに、クロダイをフランス料理の食材として位置づけ、洗練されたデザインと風味豊かなレシピで、高級感のある缶詰を開発したいと考えています。地元自治体とも連携し、この缶詰を新たな地域の名産品として定着させ、地域経済の活性化に貢献したいと考えています。




・No.7 徳島県立小松島西高等学校 チーム名:A sea change


商品の名前:金のブダイカレー(パウチ)
【徳島県】課題魚:ブダイ徳島県では藻場が急速に衰退しています。藻場の再生に向けて、地元の一般社団法人と協働でプロジェクトを進めており、海藻を育てるために必要な肥料づくりを行っています。その一環として、海藻を食べるブダイの利用価値を高めることで藻場の再生を目指しています。地域の特産品である鳴門金時の形が不揃いなものを活用し、「金のブダイカレー」を開発することで、未来に繋がる海洋環境ビジネスを推進していきたいと考えています。



・No.8 福岡県立水産高等学校 チーム名:津屋崎の海を守り隊

商品の名前:アイゴのぬかみそ炊き(パウチ)
【福岡県】課題魚:アイゴ私たちの海では、アイゴやイスズミ、ムラサキウニの増加により磯焼けが深刻化し、名産のイカの漁獲量が減少しています。昔は食用されていたというアイゴに着目し、地元の伝統的な「ぬかみそ炊き」と組み合わせることで、アイゴの新たな魅力を発掘し、地域に根ざした商品として展開したいと考えています。



・No.9 長崎南山高等学校 チーム名:(なし)

商品の名前:バリうまかよ アメ天(チルド真空パック)
【長崎県】課題魚:アメフラシ・アイゴ長崎県は、豊かな漁場と多様な魚種を誇る日本屈指の「魚のまち」です。しかし近年、温暖化の影響により、磯焼けが深刻化し、海の生態系が変化しつつあります。特に冬場、イスズミ、ブダイ、アイゴなどの魚が藻場を荒らし、またワカメの養殖にはアメフラシが大きな食害をもたらしています。そこで、長崎県民に馴染みのある「あげかまぼこ」に、アメフラシとアイゴを活用した新たなブランド商品を開発。磯焼け対策と地域経済の活性化を目指したいと考えています。




■今後のスケジュール
商品開発
地域の方々と連携しながら、実際に商品開発を行っていきます。商品開発までの様子は、Canカツサイトから確認いただけます。
日時:2024年8月21日(水)~10月12日(土)
https://localfishcan.flag.gg/

決勝大会(最終審査)
決勝大会に進出する9チームが、地域と連携しながら開発した商品とプレゼンテーションで挑み、最優秀賞(グランプリ)を決定します。
日時:2024年10月13日(日) 9:00~13:00
場所:F studio SHIBUYA 東京都渋谷区渋谷 3-3-5 NBF 渋谷イースト 1F
https://www.frontier-i.co.jp/
審査員:未定


<団体概要>


一般社団法人ローカルラボ地域の課題解決に取り組む人々に対し、教育支援や交流や実践の場を提供し、次世代につながる新たな未来展望を発見していくさまざまなサポートを行い、地域の活性化を前進させることを目的としています。
WEBページ: https://localfishcan.com/
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@localfishcan
メールアドレス:info@localfishcan.com






日本財団「海と日本プロジェクト」さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
WEBページ:https://uminohi.jp/








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