日本ハムからオリックスにトレードとなった糸井嘉男に、当時の状況を聞いてみた!
キャンプに入る10日くらいのこと。
朝の7時に電話があって「スーツを着て東京ドームホテルまで来て欲しい」と連絡があったとのこと。
ホテルに着くと二人で一緒にトレードとなった八木智哉が先に話を終えて部屋から出てきた。
八木智哉が「自分はオリックスにトレードになった」と言うので、他人事のように「チャンスじゃないか! 新天地で頑張れ!」と声をかけ、最後は抱き合って別れたという。
いまとなっては笑い話だが、まだ糸井嘉男自身がトレードを聞かされていないからこその対応だった。
さて、次は自分が部屋に呼ばれると「トレードが成立しました。オリックス・バファローズです。」と告げられた。話し合いとかではなく、事実を告げられただけだったという。
トレードを告げられた直後の糸井嘉男はパニック状態。
まっすぐ帰る気持ちになれず、そのまま東京ドームホテルのフロントに直行。
部屋を借りて一人でベットの上で膝を抱えて考え込んでしまったとのこと。
そんなことをしていたら、ヤフーニュースに自分のニュースが出る。
それによって改めて現実を突き付けられる糸井嘉男。
そしてニュースを見た稲葉篤紀からの電話。第一声は「お前、なにしたんや?」と言われたとのことだ。
公開日:2024.06.27