今季の奪三振率は10.29
千葉ロッテマリーンズ背番号24、5年目のセットアッパー東妻勇輔(あづまゆうすけ)。今季の前半戦は21試合に登板。8ホールド防御率2.14という好成績を挙げている東妻勇輔だが、実は奪三振率も大きく上がっている。
今季の奪三振率は前半戦終了時点で10.29。これまでの最高が2021年の7.60だったから、かなり増えていることになる。要因を問うと、本人もまだはっきりとは分からないようだ。
ただ、見逃し三振が増えていることから「良いコースに投げられている」プラス「クイック投法を走者の有無にかかわらず採用することで、タイミングを外せている」かな?とのことだ。
その「走者がいなくてもクイック投法」は、今季から始めている。今季1軍に上がる直前の試合、ファームでの横浜DeNAベイスターズ戦でサヨナラ負けをした際、サブロー2軍監督から「クイックで全部投げて見ろよ」とアドバイスを受けたそうだ。バッター戦で見てもらってのアドバイスだったのだろう。
「お前はクイックが速いから、それで行ってみろ」というアドバイスを、1軍でぶっつけ本番で実行。うまくハマったことから、クイックを続けているのだ。
取材日:23年7月4日 インタビュアー:花田雪 協力:千葉ロッテマリーンズ
公開日:2023.07.23