コラム

千利休の茶室はなぜ四畳半の空間なのか?【建築の話】

4枚半の畳で宇宙をつくる お茶を飲むという行為は、葉のエキスと湧き水を体内に入れる、いわば「自然を飲む」ことだといえます。そのための空間である茶室が、山里にある簡素な庵を意識してつくられたのも当然だといえるでしょう。 茅 […]

否定語の底にある大切な意味【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】

般若心経は何をいっているのか 般若心経を初めて見た人でも、お経の意味がわからない人でも、「空・無・不」という文字が多いことはひと目でわかるでしょう。 その印象から、なんとなく「ネガティブで悲観的なお経」だというイメージを […]

神社にある「鳥居」や「しめ縄」は何のためにあるの?【建築の話】

しめ縄と鳥居からのメッセージ 神社と寺院の違いはいくつもありますが、その一つはしめ縄と鳥居です。しめ縄は蛇の交尾を表したものです。脱皮を繰り返して成長する蛇は再生と永遠の生を象徴する、神に近い存在と崇められてきました。 […]

心を落ち着かせて読経や写経を【般若心経】

般若心経への親しみかた 般若心経への親しみかたとしては、ほかのお経と同じく、読経や写経があります。262文字の短いお経なので、慣れない人でも読経や写経を行いやすく、初心者にもぴったりです。 それでいながら、何度も読経や写 […]

神社の向く方角にはそれぞれに意味があるって知ってた?【建築の話】

神様は南に向いているだけではない 神社に鎮座する神様はどの方角を向いていると思いますか? いちばん多いのは南ですが、そればかりではありません。実は神様によって方角の好き嫌いがあるのです。 まず神様がどこにいるのか確認して […]

般若心経をより深く理解するために【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】

大本の存在や時代背景もヒントに 般若心経は、その全体が祈りの言葉ともいえ、音とリズムに身を委(ゆだ)ねることも重要です。しかし、意味をより正確に知っておけば、さらにその味わいも深まり、自分自身の般若心経を体験できるでしょ […]

庇(ひさし)に注目すると神社のつくりがよくわかる!【建築の話】

庇のつく位置で平入り系と妻入り系にわかれる 古来、日本の神々は八百万でした。山や石、樹木や滝など、神はあらゆる自然に宿ると考え、それ自体を御神体と見なしてきたのです。社殿ができたのは、仏教伝来後のこと。仏殿に対抗し、つく […]

日本に伝わり、庶民にも親しまれた【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】

262文字の小さな大経典 般若心経がわが国に伝わった時期は、明確にはわかっていませんが、唐に渡って玄奘に師事し、660年に帰国した法相宗(ほっそうしゅう)の僧、道昭(どうしょう)が持ち帰った可能性が高いとされています。以 […]

お寺での参拝は正面からが必ずしも正しいとは限らない?【建築の話】

拝むのは正面からだけとは限らない 仏像を拝むときは、お堂の正面から礼拝するものと決めつけていませんか? 実は礼拝は正面からだけではありません。チベット仏教(密教)を信仰するブータンやチベットでは、仏塔の周囲を時計回りに歩 […]

600巻の経典のエッセンスを凝縮【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】

受け継がれた玄奘訳の般若心経 般若心経を漢訳したのは、厳密にいうと、実は玄奘が最初ではありません。玄奘より250年近く前に、後秦の鳩摩羅什(くまらじゅう)という人が、「摩訶般若波羅蜜大明呪経(まかはんにゃはらみつだいみょ […]

世界最古の木造建築・法隆寺の五重塔の美しさの秘密とは?【建築の話】

日本の黄金比「大和比」は1対ルート2 世界最古の木造五重塔である法隆寺の五重塔。その美しさの秘密は、屋根幅が徐々に狭まる姿にあるといわれているのをご存知でしょうか。 最上階の屋根幅を1とすると、1階の幅は約1.4倍になっ […]

般若心経はこうして伝わった【眠れなくなるほど面白い 図解 般若心経】

玄奘三蔵が持ち帰って漢訳 般若心経は、唐代の僧、三蔵法師玄奘(さんぞうほうしげんじょう)がインドから原典を持ち帰って漢訳(中国語に訳すこと)しました。玄奘は、明代の小説『西遊記』に登場するので、ご存じの方も多いでしょう。 […]
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